「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたアラフォーブログ

最近、ヴイアライヴを見ています。

 最近、ヴイアライヴを見ています。
 知らない方にご説明いたしますと、めちゃくちゃ簡単に言えばアイマスVtuber企画です。ただ、アイドルデビューは決まっておらず、候補生たちが来年2月まで、配信などで人気を獲得し、デビューできるかどうかを賭けて活動しています。

 古いところで言えばVtuberASAYAN、にじさんじをご覧の方であればバーチャルタレントアカデミーといえば、まあ大体どんなものかご理解いただけるかと思います。

 こういった企画を追うのは、実は初めてなのですが、候補生はそれぞれ面白く、努力家で発想力もあり、なかなか楽しめています。配信時間がほぼ決まっているため、テレビやラジオ感覚で楽しめるところが性に合っているのかもしれません。活躍する孫を見守る目線で見ています。

 せっかく楽しんでいるので、今日は応援も兼ねて、そのヴイアライヴの個人的な「楽しみ方」をご紹介したいと思います。勿論、これは「こういう楽しみ方をしている」という一個人の視点からの記事でしかありませんので、これが「正解」というわけではありません。この記事が、ヴイアライヴの面々を知る一助、あるいは、楽しみ方のヒントになれば幸いです。

候補生紹介:
 現在、ヴイアライヴでは3人の候補生が活躍しています。ちなみにキャラクターデザインは森倉円さん。キズナアイをデザインした人ですね。みんな魅力あふれるキャラ造形です。

レトラ:
 本名「サラ・レトラ・オリベイラ・ウタガワ」。長いのでレトラと呼んで欲しいとは本人談。ヴイアライヴの自由奔放担当。イメージカラーは黄色です。挨拶は「バモス!」(ポルトガル語で「ついてきて」的な意味だそうです)。黒歴史ノート(ポエムノート)を持っています。

 アイマスの黄色枠の例に漏れず、自由奔放な行動や言動で、周囲を巻き込むムードメーカーです。まだ配信を見始めて1ヶ月程度ですが、直観的に「アイドル」とはどんな存在なのか? どう振る舞うべきなのか? をとらえており、同じ黄色のイメージカラーを持つ星井美希を彷彿とさせるキャラクターだと感じます。

 砕けた口調や、気分屋な態度と裏腹に、目標に対して非常に真摯で真面目であり、「一番年長者だから、他のふたりを引っ張っていきたい」という責任感も持ち合わせています。また、自分の顔の良さを理解しており、ファンサービスにも余念がありません。

 現時点の話ですが、「3人の中で、一番カリスマを持ったアイドルになる可能性を持っているのは誰か?」と聞かれたら、私はレトラと答えます。ちなみにめちゃくちゃ陽キャです。

上水流宇宙:
 この一見「じょうすい……何?」という名前は、「かみずるこすも」と読みます。ヴイアライヴのボケ担当。イメージカラーは青色です。挨拶は「めておつ~散ッ!」。この「散」は、挨拶を決める配信で、何人かの視聴者に「散はやめて」と言われたにも関わらず、本人が気に入ってつけられました。しいたけが苦手。

 2007年生まれですが、芸歴は10年だそうで、3人の中ではもっとも長い芸歴を持っています。そのため、落ち着いた雰囲気があり、3人の中でもっとも年長者のような印象を受けます(実際は違いますが)。他のふたりが自由奔放すぎるため、3人揃う場ではツッコミ役、進行役にならざるを得ない場面がよくあります。

 しかし、実際には前述の通り、3人の中でもっとも芸人気質で、隙あらば細かくボケようとしてきます。また、時々ぽろっと辛辣なツッコミを入れたり、「wktk」「わこつ」のような明らかに令和とは思えない単語を使うなど、3人の中ではもっとも見た目や声から連想されるイメージとギャップがあるキャラクターだと思います。そのギャップと、視聴者からのツッコミに恥ずかしそうにしつつもノッてくるノリの良さが、上水流宇宙の魅力のひとつです。

 芸歴のせいなのか、3人の中ではおそらくもっとも多芸で、イラストを描いたり、簡易的なロゴであれば自分で作ることができます。また、企画力がもっとも高く、配信では様々な企画を披露してくれます。個人的には、3人の中でもっとも安心して配信を見ることができます。

 Twitterでは、そうした特技を活かしたツイートを見ることができますので、ぜひご覧になってみてください。

灯里愛夏:
「ともりまなか」と読みます。ヴイアライヴのカオス担当。イメージカラーは赤色です。決して消し炭の黒ではありません。挨拶は「やっぴー」。他のふたりは配信で挨拶を決めましたが、愛夏だけは最初からこの挨拶を使っていました。愛夏を代表するワードです。「シティガール」と言われると調子に乗るという特徴を持っていますが、全くシティガール要素がなく、そのことを他のふたりにも辛辣に突っ込まれています。

 ふわっとした可愛らしい声音や、人懐っこい話し方は、親しみやすい等身大の女の子を思わせます……が、一度口を開けば場が混沌とし、視聴者は多くの時間、頭の上に疑問符を浮かべたり、発言にツッコんだりしながら配信を見ることになります。

 愛夏は、他のふたりに比べると非常に好みが分かれるキャラクターをしていると個人的には思います。愛夏が好きになれるかどうかは、定期的に醸し出される「人生ナメてる」感を受け入れられるかどうかにかかっています。

 誤解のないように言っておきますが、愛夏自身は、非常に真面目に候補生活動に取り組んでいます。しかし、ときおり、どうしようもないほど人生に対する見積もりの甘さ、やらかしがあっても「ゆるしてぴょん☆」とでも思っていそうな軽さを感じさせる場面があり、そこが受け付けない人は受け付けないかもと思います。個人的には、この”Z世代感”とでも言うべきポイントは、愛夏の魅力のひとつだと考えています。適当いいました。Z世代の皆さん、申し訳ございません。

 一方で、他の2人が多芸なのに比べて、自分にはなにもないことを悩んでいます。それでも前向きに、2人に追いつこうと努力していたり、何らかの折に触れて、同期2人に対する尊敬の気持ち、視聴者への感謝の気持ちを表現するところを見ると、ついつい応援したくなってしまいます。

 性格上、いじられの対象になってしまいやすく、正直、帯番組ではちょっと可哀想に感じる場面もありました。前述のコンプレックスのせいか、他のふたりに比べてアイドルの振る舞いができていないと感じているような場面では、所在なさげにしていたり、空回りしてしまうシーンもありますが、そういうところも含めて「初々しさ」があり、3人の中ではもっとも人気を獲得できる可能性を感じています。

土佐兄弟
「とさきょうだい」と読みます。ワタナベエンターテイメント所属の芸人で、「高校生あるある」ネタが有名。候補生の中ではもっともツッコミ力に長け、youtubeで放送している「アイドル育成プロジェクト vα-liv」ではMC兼ツッコミを担当しています。嘘です。土佐兄弟は候補生ではありません。しかし、基本的にボケ倒し、天然、自由奔放な候補生では番組がまともに進行できないため、この企画にとって必要不可欠な人材です。

 放送中もきちんとコメントを拾って反応してくれるたり、定期的に内輪な盛り上がりを見せてぐだぐだになりがちな3人をあしらったりと、八面六臂の活躍をしています。

キタムラさん:
 ヴイアライヴの6th Man。ヴイアライヴ視聴者ならその名前は誰もが知っていますが、その姿を見た人は誰もいない、謎の存在です。

 キタムラさんについて知りたい方は、「アイドル育成プロジェクト vα-liv」の5月前編・後編を見てください。

 3人の活動や、帯番組についても書こうと思っていたのですが、長くなりすぎてしまったのでとりあえずここまで。また機会があればそのときにお話します。