「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたフォーブログ

ヴイアラ 2024年7月目標に対する評価

 実質今月も終わったようなものだから、ブログに書いちゃいますかと思っていたら、ズマに先回りされました。やるな、ズマ。

 これは、備忘録兼他人が何を書いたのかというのを見たい人がもしかしたらいるかもしれないので書き残しておく、いつものやつです。

 

 ……と、言いたいところですが、ひとつだけ。

 

 8月の目標はもう決めたのかもしれませんが、個人的な感想としては、もっと「最終的にどうなりたいのか?」という大目標を明確に設定した上で、毎月の目標を設定したほうがいいように思います。

 毎月の目標の本質は、「1ヶ月を通して、設定した目標をいかに「自然にできる」ようになれるか?」だと思っています。例えば「7月は目標を達成できたから、8月はもうやらなくていいや」と終わりにしてしまうのなら、正直言って何の意味もありません。努力するだけ無駄です。

 それぞれの月の目標は、「自分がよりアイドルとして魅力的になるために」「より多くの人に知られるために」、あるいは、個々人が設定した「明確な大目標」を達成するために役に立つ目標でなければ意味がなく、それを自然とこなせるように試行錯誤する期間が「1ヶ月」なのではないでしょうか。

 もちろん、達成できないこともあるでしょう。その場合は、「できなかったとしたら、どうアプローチすればよかったか?」を考え、そして、「アプローチを検証した上で、再度、同じ目標にチャレンジ」してもいいかもしれませんね。

 

※※※

 

■灯里愛夏

 愛夏さんの目標である「毎日SNS投稿」ですが、7/29現在、毎日投稿は未達成となってしまいました(7/27に投稿がありませんでした)。とはいえ、「毎日投稿」より「自分の配信の魅力を伝える」ほうが重要だと考えていますので、「毎日投稿が未達成である」という部分については、さほど重要視しません。

 

 では、「自分の配信の魅力を伝える」部分がどうだったかというと、切り抜きを自分で作ったり、動画のURLを多めにpostするといった努力を確認できました。

 また、配信のことだけでなく、画像やイラストを使うことで、苦手なSNSをがんばって盛り上げようという気持ちも伝わってきました。同接については、個人的な観測では未達だったのですが、他の方がおっしゃるには達成したということで、この部分についてもクリアできていると判断します。

 

 さて、ここからは少し手厳しい話になりますが、愛夏さんは「誰に」自分の配信の魅力を伝えたいのでしょうか?

 月次目標(毎月設定する目標のことです)は、あくまで大きな目標を達成するための手段でしかありません。「自分の配信の魅力を伝える」のは、「前よりもいっぱいの方に見てもらえるように」、つまり、「新規リスナーを獲得したい」という大目標を達成するための手段なはずです。しかし、個人的な印象では、愛夏さんの動画URLpostに添えられたコメントは、すでに愛夏さんの配信を見ている人にしか効果がないように感じました。

 

 あくまで個人的な感触ですが、動画や配信の視聴に至るまでには段階があると考えています。何らかの理由で「愛夏さんが気になるな」と感じた人は、まずSNSをチェックしたり、切り抜きを確認し、そこでおもしろいと感じてはじめて、「動画や配信を見る」に至るのではないでしょうか? 新規リスナー候補にとって、愛夏さんの動画postに添えられたコメントは、具体的なおもしろポイントや、あるいはプレイしたゲームに対する「思い入れ」を十分にまとめきれておらず、そのpostを見て「この動画が面白そうだから見てみよう」とは思わないのではないかと感じています。

 

 このため、「動画が見たくなるようなコメント」を更に練り込むか、あるいは、「動画のURLpostを多くする」というアプローチより、切り抜きや画像、イラスト投稿、小ネタ投稿(「プランクなう!」で十分です。あるいは、配信への導線にしたいなら「今月の配信でどれが面白かった?」と呼びかけて、ファンが選ぶ7月配信ランキングを作るのもいいでしょう)を毎日行い、「SNSを盛り上げる」という部分に注力したほうが、新規リスナー獲得につながるのではないかと感じました。

 

 このような理由から、努力評価は「4」をつけさせていただきます。

 努力はできています。しかし、せっかく努力するのであれば、「何のために努力するのか?」を明確にし、それに対してより効果が発揮できる方向を考えてみましょう。

 

■上水流宇宙

 宇宙さんの7月目標には、具体的な数値目標がありません。このような目標を評価することを「定性(ていせい)評価」と言います。具体的な数値がない分、定性評価は評価者の主観に寄ってしまいがちなので、ひとつひとつの評価に対して真摯に向き合うより、多くの評価から浮かび上がってくる共通点を割り出し、それを課題とするように努めてください。

 

 さて、元々、宇宙さんはコメントを拾いながら配信するのが上手だと感じていましたが、7月は普段よりも多く、時には少しさかのぼってまでコメントを拾っているように感じました。その点は非常に評価します。コメント拾いの頻度も高く、リスナーとコミュニケーションを取りながら配信を行っていると思います。宇宙さんの配信は、「リスナーと相互に影響し合いながら進めていく一体感」が魅力のひとつだと感じているので、この部分を強化することは、宇宙さんの配信の魅力を引き立てるのに役に立つと思います。

 

 しかし、拾われるコメントをしっかり見ていくと、実はあまり評価できません。というのも、「元々コメントを拾われやすい人が、さらに拾われているだけ」だと感じるからです(これは私のコメントが拾われないからそう感じるというわけではありません。むしろ、私はどちらかといえば配信のたびに何回かコメントを拾われる方です)。

 

 宇宙さんは、何を目的としてこの目標を設定したのでしょうか?

「コメント拾いを強化する」という目標は、「みんなが見ていて楽しいと思える配信を極める」手段だと思いますが、では、それを極めたとして、その結果どうなりたいのでしょうか? そもそも、「みんなが見ていて楽しいと思える配信」の「みんな」とは誰のことでしょうか?

 

 この「みんな」が、既に宇宙さんのファンになっているリスナーを指し、今いるリスナーとわいわい楽しく配信がしたい、という目標なのであれば、今のような形でもいいかと思います。しかし、この「みんな」が初見も含むリスナーのことを指し、「突き詰めて考えた時、新規リスナーを獲得したい、あるいは、箱推しファンを「上水流宇宙」のファンにしたい」という目標であるなら、もう少しコメント拾いについて考えたほうが良いかもしれません。

 

 宇宙さんは、エースコンバットアーマードコア、東方シリーズ、先輩たちの歌ランキングなど、多方面にアプローチをかけ、多くの方向から初見を呼び込み、新規リスナーにできる可能性を持っています。

 

 初見にとって、「コメントを読まれる」というのは、かなりインパクトのある出来事です。自分がした何気ないコメントが当然のごとくスルーされるより、拾われる方が、当然記憶に残ります。もしかすると、それだけで「また次も見に来ようかな」と思ってくれるかもしれません。せっかく初見を呼び込む機会が多いのですから、それを有効活用しない手はなありません。

 

 もちろん、「配信をしながらコメントを読む」というのは、かなり難しいことです。ですから、「おもしろい」と思うコメントを反射的に拾った結果、「宇宙さんと波長が合うリスナーのコメントを毎回拾ってしまう」ことになるのは、仕方ない面があるかと思います。あるいは、熱心なファンを優遇したいという気持ちがあったとしても、それは特別不思議なことではありません(これは、ヴイアライヴの3人全員、そういう傾向があります)。

 

 ですから、宇宙さんが「何を本当の目的にしたいのか?」を、一度突き詰めて考えてみることをおすすめします。その目的は、変に取り繕(つくろ)ったものではなく、できるだけストレートな言葉で表現できるもの方がいいでしょう。その「本当の目的」を大目標として、その実現に必要な月次目標(毎月立てる目標のことです)を立てることができれば、より自分のためになるのではないかと思います。

 

 以上のことから、7月の評価は「4」をつけさせていただきます。

 

■レトラ

 レトラさんは以前から、「歌以外の自分の可能性」をさぐっていたように思います。

 

「eスポーツ」は、「レトラさんが無理なくやれる方向性」、「配信ジャンルとして成立している」、「ヴイアラの中に競合(きょうごう)がいない」、「大会などがあり、出場できれば新規層(しんきそう)に顔を売れる可能性がある」といった、まさにレトラさんにぴったりの方向性だと思います。

 自己分析(じこぶんせき)や、知名度向上(ちめいどこうじょう)を真剣にかんがえた結果の目標設定だと感じました。

 

 いっぽうで、eスポーツで名前を売ろうとする以上、どうしても「修行期間」が必要になってきます。特に、FPSのソロや格闘ゲームのランクマッチは苦行(くぎょう)に近い部分もあり、続けることが非常に難しい。失礼な話になりますが、レトラさんには「諦め癖(あきらめぐせ)」のようなものがあるように感じていて、eスポーツ路線を続けられるかどうかが今後の課題になってくるのではないかと思っています。

 

 とはいえ、着眼点(ちゃくがんてん)や、7月のヴァロへの取り組み、8月の鉄拳コラボの取り組みは間違いなく評価できる部分ですから、「5」をつけさせていただきます。

 

以上。