10/18、上水流宇宙さんのメンバー限定配信にて、久しぶりに中間評価への振り返り配信がありました。そこで、いくつか思うところがあったので、私の意見をまとめておこうと思います。
本来、こうした文章は手紙にしたためてお送りするべきなのかもしれませんが、私は手紙は書きませんので、「もし書くとしたらこう書く」という形でブログに投下しておきます。
これをもって、今回書かなかった中間評価怪文書欄の代わりとさせていただきたいと思います。
はっきり言って、私のような素人の思いつきや考えは、宇宙さんにとっては「既に考えたことがあるよ」「これはぜんぜん見当違いだよ」という内容ばかりでしょうからお恥ずかしい限りなのですが、「また好き勝手に言ってるよ」と笑って許していただけますとありがたいです。
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大きく分けてこんなことが書いてあります。
■はじめに
■大前提として、中間評価は敷居が高い
■「総投票数が伸びない」ということについて
■「総投票数を増やす」ということについて
■「自分だけが必死になること」に対する懸念について
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■はじめに
中間評価の振り返り配信、ありがとうございました。
いつも、中間評価はあれやこれやと長ったらしく書かせていただいているのですが、今回の中間評価は、点数だけを入れて終わらせてしまっていました。前回、中間評価の振り返り配信がなかったので、非常にモチベーションが落ちていたのです。そして、今回の宇宙さんの配信がなければ、「評価すること」に対するモチベーションが回復せず、次は月次目標に対する評価をしなくなり、中間評価の点数を入れることもなくなり、最終的には配信を見ることもなくなっていたかもしれません(私の中では、評価することと配信を見ることは、強く結びついているからです)。
もちろん、ヴイアラの各種評価は、本来、リアクションを求めてするものではありません。しかし、投げたボールが受け止められ、どんな形であれ投げ返してもらえるのであれば、やはり人は嬉しいもの。そう考えると、中間評価に対する振り返りは、ファンサービスの一環なのかもしれませんね。
こうしたコミュニケーションは、ファンを繋ぎとめる確かな絆になると考えています。逆に、このコミュニケーションを放棄すれば、次第にヴイアラに対して無関心になっていく人も出てくるかもしれません。将来的には放棄せざるを得ないとしても、今はまだその時ではないと思っています。
■大前提として、中間評価は敷居が高い
まず大前提の話になりますが、中間評価はユーザーにとって、非常に敷居が高い取り組みです。「点数を入れるだけでも」といっても、既にヴイアラには2024年10月時点で、1年半以上の歴史があるわけです。そこに入り込んでいって「評価する」というのは、気後れしてしまって当然です。
ポイント評価とそれ以外の評価(強み、弱みなどです)を分けて欲しいというのは、前回の中間評価ころから目立ち始めた意見ですが、私もこれに賛成です。しかし、これは宇宙さんの一存で決められるものではないでしょうから、とりあえず脇に置いておきます。
■「総投票数が伸びない」ということについて
今回の中間評価で、宇宙さんはチャンネル登録者数の増加に対して、中間評価の総ポイント数の伸びが非常に鈍いという結果になりました。これは、伸びた分のユーザー層が「初見・ライト層」に非常に偏っているということを表しているのではないかと思っています。
例えば、朝活で獲得した層は、たまたま朝に見かけて気軽にチャンネル登録をしただけで、最後まで配信を見ていないかもしれません。そもそも、チャンネル登録したことも忘れて、二度と見に来ないかもしれません。そういう人に「評価してくれ」といっても無理な話です。これは仕方のないことです。
チャンネル登録者数が増えれば増えるほど、この傾向は強くなるはずです。ですから、「増えた数字のわりに……」と考えていらっしゃるのであれば、まずは「そういうものだ」と割り切ることが必要かもしれません。
■「総投票数を増やす」ということについて
さて、では「総投票数を増やす」にはどうしたらいいのでしょうか? 私は素人ですから、それに対する明確な答えは持っていません。ですから、あくまで個人的な考えとして、いくつか挙げておきます。宇宙さんが指針を立てる際のフックにでもしていただければ幸いです。
・「チャンネル登録者」を増やす
「「総投票数が伸びない」ということについて」で言ったことと矛盾するように思われるかもしれませんが、やはり、数は力です。あなたの配信には面白さがある。気軽に見にきた人だったとしても、あなたの面白さ・魅力に気付く人は必ずいます。それはもしかしたら、100人に1人かもしれません。それでも、確実に増えはします。100人が100人、あなたの配信の面白さに気付かないということは、絶対にありません。
もし仮に朝活配信で100人に1人、評価してくれる人が増えるとして、「今回は、前回より評価してくれる数を100人増やしたい」と考えるのであれば、登録者を(朝活だけで)1万人増やせばいい。そういう目標の立て方をすると、「そのために何をすればいいのか?」が組み立てやすくなるかもしれません。
・配信を2種類に分類して考える
とはいっても、「評価者を100人増やすために、朝活だけで登録者を1万人増やす」というのは、現実的に考えてかなり難しい話です。ですから、配信の「種類」を分けて考えてみるのはどうでしょうか?
・チャンネル登録者を増やす「朝活」(便宜上こう呼びます)
・ファンを増やす「夜配信」(こちらも便宜上こう呼びます)
石川社長の掲げた「チャンネル登録者数10万人」という目標がある以上、「登録者数を増やす」配信に積極的に取り組むのは、決して間違いではありません。実際に登録者が増えている以上、この取り組みはまだ続けていくべきだと思っています。
しかし、「朝活」でチャンネル登録してくれた人は、あくまで「上水流宇宙さんにちょっとでも興味がある人」であって、「上水流宇宙さんのことが好きな人」=ファンではありません。ですから、中間評価をしてくれるかというと、99%の人はしないでしょう。
中間評価に協力してくれる人は、少なくとも「上水流宇宙さんのために手を動かしてもいい」と思ってくれる程度に、宇宙さんのことが好きな人のはずです。そういう人を作るには、やはり、ある程度の「時間」が必要になるというのが私の意見です。
ここでいう「時間」の意味はさまざまです。単純に「宇宙さんと触れ合う回数」という意味もありますし、「リスナーの時間」という意味も含んでいます。仮に私が、朝の慌ただしい時間に宇宙さんの配信を初めて見たとして、「宇宙さんの魅力を十分に感じられるか?」と言われると、自信がありません。なぜなら、出かける準備に追われていて、それどころではないからです。
そう考えると、「ファン」を増やしやすいのは、やはり「夜配信」ということになってきます。ですから、「ファン」を増やしたいのであれば、「夜配信」の質を高めていくという部分に注力すべきかと思います。
「質」とは何なのか? 言葉で表すのは難しいですが、個人的には、「配信のテーマに対して真摯に取り組む姿勢」だと思っています。
何らかのゲームにしろ、ジャンル語りにしろ、特定のテーマを扱う以上は、「そのテーマが好きな人」が配信を見に来ることが予想されます。そういう人は、自分の好きなテーマに対して敬意を持って接してくれる人、真摯に向き合ってくれる人に強く惹かれるものです。そういう人を積極的に取り込んでいける配信を目指すといいかもしれません。
・配信のスケジュールを、もっと計画的にする
宇宙さんの配信は、宇宙さんの多趣味さを反映したように多彩なジャンルに渡っています。これは素晴らしいことだと思うのですが、個人的に、「ちょっともったいないかな」と思うところがあります。それは、「シリーズものの配信が少ない」こと、そして、「シリーズものの配信間隔が開きすぎていること」です。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、シリーズものの配信は、やはりある程度、短期間で集中して行ったほうがファンを作りやすいのではないか? と感じています。いくら好きなゲームをやっていたとしても、いくら配信が面白かったとしても、次の配信が1ヶ月先では、「見に行こう」という気が薄れてしまうからです。
逆に、間を置かずに配信する場合、短期間で何度も宇宙さんに接するわけですから、だんだん「宇宙さんの配信を見る癖」がついてくる。そうすると、「別な配信も見てみようかな」と思ってもらえるかもしれませんし、「宇宙さんが言うならポイントだけでも評価してみようかな?」となってくれるかもしれません。
・「自分といえばこれ!」を決める。テーマを絞って一定期間続ける
宇宙さんは、「自分の配信といえば”これ”というものを挙げてください」といわれたとき、何が思い浮かぶでしょうか?
愛夏さんにしろ、レトラさんにしろ、「~といえばこれ」という配信テーマがぱっと思い浮かびます。一方で、宇宙さんはいろいろなことができてしまう反面、「これ」という配信テーマがなかなか思い浮かばないな、と思っています。
東方STG?
ASMR?
お絵かき?
麻雀?
コラボ企画?
好き語り?
どれも宇宙さんが得意とするテーマです。しかし、現状はあれもこれもと手を付けてしまっていて、「リスナーを居着かせられていないのでは?」と感じています。例えばアーマードコアが好きな人は麻雀を見に来ない、麻雀が好きな人はお絵かきを見に来ない、といった具合です。
前述の通り、一定期間は1~2種類のテーマにしぼって配信したほうが、そのテーマが好きなリスナーが繰り返し足を運んでくる確率が高くなり、リスナーを居着かせやすくなるのではないかな、と思っています。また、それとは別に「このテーマといえば自分!」というものをひとつ作り、通年で取り組んでいくと、固定ファンがついたり、配信者としての「次」の展望が開けたりしていくかもしれません。
・宣伝する
宇宙さんは少し気が引けているようでしたが、やはり、「投票してください」という呼びかけは最も効果的だと思います。SNSでもそうですし、配信でことあるごとにアピールしていくのもいいでしょう。何なら、中間評価の期間中は、常に画面のどこかに「ポイントだけでも評価お願いします! 詳細は概要欄から!」のようなメッセージを入れておいてもいいかもしれません。
以前、どこかで「配信の終わりに「高評価とチャンネル登録をお願いします」というだけで、どちらもだいぶ変わってくる」という話を聞いたことがありますが、やはり、してほしいことははっきり口に出すべきかと思います。
SNSで宣伝する場合は、プロデューサーのTLSでの投票呼びかけが参考になるかもしれません。当時、プロデューサーは「いかに投票だけでもしてもらうか?」を考え、「投票だけならこんなに手軽で、こんなに簡単にできるんだよ」ということをアピールしていました。
現状、中間評価の投票を呼びかける際には、「手軽さアピール」は必須だと考えているので、当時の事例が一定の指針になるかと思います。
・評価を継続させるため、出た結果に対してSNSで触れる、お礼を言う
最初にも触れた通り、自分のアクションに対して、何らかのリアクションがあれば、人は嬉しく思うものです。中間評価振り返り配信もいいですが、ライトなリスナー層は基本的にSNSしか見ないと思いますから、出た結果に対してSNSで触れ、お礼を言うだけでも、評価の継続率が変わってくるのではないかなと思います(継続率を気にするのは、新しく評価者が増えても、継続して評価する人が減ってしまったら、総数は変わらないからです)。
■「自分だけが必死になること」に対する懸念について
宇宙さんは、「ガツガツすること」に対して迷っていらっしゃるようでしたね。そのことに対して、少し思うところがありましたので、触れさせていただきます。
確かに、「ひとりだけ宣伝する」ということには、多くの懸念点があります。
例えば、上手くいかなかったとき、他のふたりももっと宣伝してくれたらいいのに……と不満に思ってしまうかもしれない。
例えば、ひとりだけ積極的にアピールすることで、他のふたりと数字的な差が開きすぎてしまうかもしれない。
例えば、熱量の足並みが揃わないことによって、他のふたりとの間に微妙な空気感が生まれてしまうかもしれない。
宇宙さんが何を懸念していらっしゃるのか、それは私にはわかりません。
ですが、個人的には、「宇宙さんがやりたいようにやったらいい」と考えています。3人にはそれぞれやりたいことがあって、常に同じ方向を向いているとは限りません。宇宙さんには、「数字」という部分に対しての強い上昇志向がある。その「自分のやりたいこと」「自分の得たいもの」を追求して活動した結果、他のふたりとの間に何らかの「差」が出来てしまったとしても、それは仕方のないことです。
プロミで勝股Pが、「3人はユニットではない」と仰っていたと思いますが、であるならば、少なくとも「横一列ではないこと」に気後れする必要はないように思います。
宇宙さんは韓国アイドルが好きとお伺いしています。韓国アイドルは、セルフプロデュースについて、日本より遥かに厳しくストイックだと聞いていますので、もしかしたら宇宙さんも、そうした韓国アイドルをお手本にして、もっとあれがやりたい、これがやりたいという理想があるのかもしれません。もしそうなのであれば、可能な限りやっていくべきです。
宇宙さんには、持ち前の発想力がある。もっともっと、自分が思うように自分をプロデュースしてください。あなたの思う「最強のアイドル」像を見せてください。そのために必要なことであれば、何でもやってほしいと思います。
今回の中間評価振り返り配信にしても、運営主導なのか、宇宙さん主導なのかはわかりませんが、もし後者なのであれば、次回以降も続けて欲しいです。「デビューしてから、中間評価の内容をダイレクトに受け取れるようになった」と仰っていましたが、であれば、それをフックにして配信内容を計画する(つまり、自主的に振り返り配信を行う)というのも、セルフプロデュースの一環として面白いのではないかと思います。
以上。