「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたフォーブログ

ヴイアラPDCA 2025年2月 ヴイアラ運営編

 お気持ち長文、いかせていただきます(これはお問い合わせに投げる用の文章です)。

 

 

 いつも、ヴイアライヴの配信を楽しく拝見させていただいております。
 この度、ヴイアライヴで月1回行われている「ヴイアラPDCA」という企画で思うところがあり、ご意見を送らせていただきました。
 
 率直に申し上げると、「毎月の目標に関して、もう少し運営側でコントロールする体制を構築してはどうか?」と感じています。
 
 まず初めに、私はヴイアラPDCAという企画は、ファンやリスナーの好意的な意見を集めるという視点から、とてもいい企画だと思っています。少なくとも、私はこの企画がなければ、毎月、演者に何らかの感想を送ろうとは思いもしなかったでしょう。
 
 一部ファンの間では「PDCAとして成立していない」という声もありますが、ヴイアラPDCAは公式サイトにもある通り、「PRODUCER'S ACTION」なわけですから、一般的に使用されるPDCAとは違うものであったとしても、特に問題とは思っていません。
 
 しかし、やはり目標を立てる以上は、それは「意義あるもの」であった方がいいと思いますし、「達成」を目指すべきだと個人的には考えています。
 
 しかし、この「目標の意義」と「達成を目指す」という部分が、この数か月の一部目標で欠けているのではないか、と感じています。
 
 具体的には、レトラさんの目標、特に「再生数」のくだりにそれを感じています。

 
 個人的には、「再生数3000回」という目標を見たとき、「それに何の意味があるんだろう?」と感じました。しかし、実際にレトラさんの再生数を増やすための努力を拝見して、それまで、レトラさんは配信者として、どのように努力するべきかを図りかねているという印象があったものですから、「この目標にも一定の意義があったな、いい目標だったな」と思っていました。
 
 問題は2月の目標です。
 
「再生数3500回を目指す」という目標は、はっきり言うと、「適当に決めすぎている」「何も考えていないのか?」という印象を受けてしまいました。
 
 まず第一に、レトラさんは「ひと月の配信のすべてで再生数3000回を達成する」という目標を、2か月連続で達成できていません。
 
 第二に、2月は28日しかありません。これは、その分、再生される機会が減るということです。
 
 これらを合わせて考えたとき、2月の目標は、「一度も達成したことがない3000回という数字を、さらに約1.17倍にした上で、普段より少ない日数で達成する」と言っていることになります。
 
 素人考えですが、これを達成するには、今までと全く違った大胆なアプローチが必要になるかと思います。しかしながら、2月にそうした動きは見られませんでした(もっとも、1月末には外部歌枠に参加するという、今までと違うアクションはありました。とてもいいアクションだったと思います)。
 
 この目標が、演者側から提案されたのか、運営側から提案したのかはわかりませんが、もし仮に演者側からの提案だったのであれば、運営側としては内容を精査した上で、きちんと方向性の修正をしてあげて欲しいと思っています。
 
 リスナー側から運営の実情が見えないことは重々承知していますが、この目標がいったい何を意図しているのか、スタッフの方もどのような勝算があってOKしたのかがわからず、とても困惑しています。もっとはっきり言うと、この企画は「なんかそれっぽい数字並べておけばやった感が出る、という温度感なのかな」と感じてしまっています。
 
 そして、この目標がもし運営側から提案されたものであるなら、もう少し、日々の目標についての反応をリサーチする手間をかけてもいいのではないかと思います。
 
「再生数3000回」という目標の時点で、ファンの間では「この数字に一体何の意味があるのか?」と話題になっていましたし、本来、こうした目標は「ファンを増やす」ことで達成されるべきだと思いますが、目標達成のために、一部のファンが毎日再生したり、過剰に宣伝したりしていたことは、軽くリサーチするだけでも見えてきたはずです。
 
 個人的な印象として、ヴイアラの演者はそれぞれ、自分だけの強み、武器を持っています。それが普段の配信で発揮できる人もいれば、企画の都合上、なかなか発揮できない人もいます。後者のタイプは、武器を取り上げられ、両腕を縛られながら配信をやっているようなものだと感じています。
 
「数字を伸ばす」という目標を運営側が与える以上は、その部分に対して何らかのケアを行うか、あるいは、両腕を縛るロープを緩める努力をするべきではないかと、1リスナーとして感じるのです。ファンやリスナーはどこまでいっても1枚の壁を隔てた存在でしかなく、本当の意味で演者とチームを組み、導いていけるのは、スタッフさん以外にいないのですから。
 
 こうした、違和感のある目標を掲げたとき、リスナーの間には困惑が広がります。目標が達成できなかったとき、当然、厳しい評価も寄せられるでしょう。それを受け止めるのは、スタッフさんではなく演者であることを強く意識して欲しいと思います。
 
 提案したのがいずれの場合であっても、スタッフさんはこの目標が表に出ることを阻止できる立場にいた、というのが私の認識です。

 

 ヴイアラPDCAという企画だけでなく、ヴイアラ全体を通して、「運営」を評価する機会というのはありません。ですから、運営に対する声というのは、演者に対するそれと比べると、ほとんど無視することが可能です。ですが、こうした些細な反応が積み重なった結果、「運営に失望したからファンを辞める」というのは、十分ありえることです。
 
 ヴイアラチームとして、今よりもっと、より良いアイドル活動、ライバー活動が行えるようになっていただけると、ファンとしても嬉しく思います。そのためには、演者と良好な関係性を構築するだけでなく、「自分たちが演者にさせていることが、リスナーにどのような印象を持たれているか?」をもう少し意識し、日々の細かな些事にも配慮できるようになるなど、スタッフさんのステップアップも不可欠ではないかと思っています。
 
 最近は、ヴイアラも二期生に含みを持たせ始めていますが、3人ですらこの状態だと、これ以上に増えたとき、演者それぞれの細かな部分には全く目が行き届かなくなってしまうのではないか、という不安を覚えています。

 

 ヴイアラがはじまって2年が経過し、スタッフさんたちも日々努力し、成長されていることは重々承知しております。ありがとうございます。それだけに、こうしたつまらない部分でスタッフさんの印象を下げてしまうのは、あまり良いことではないように感じています。