「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたアラフォーブログ

ヴイアラデビュー曲ブレストアンケート内容

 他の人はどんな風に書いているのか? と気になる人がいたときの参考と、自分へのメモ代わりとして。規約的に公開がだめかどうかは、注意書きを読んで判別がつかなかったので、ダメそうなら消します。

 

【オリジナルソング】楽曲資料
▼仮歌資料

 

【設問1】プロデューサーネームをお答えください。

Mikage

 

【設問2】この楽曲のメロディや歌詞から連想されるワードをお答えください

挑戦、欲しい未来への疾走、渇望、現実との戦い、かき消されるはずだった声、決意

 

【設問3】上記のワードを選んだ理由をお答えください。

挑戦:ヴイアライヴという企画そのもののテーマだと思っているので。

欲しい未来への疾走:曲調や歌詞からのイメージ。全体的に疾走感があると思ったから。

渇望:挑戦と似たようなイメージだが、ヴイアラの企画そのものが、候補生たちの夢への渇望を根源としていると思うから。

現実との戦い:「1B」終わりの「諦めもさよならも言えるよ、言えるけど……」から「1C」の「じゃあなんで泣いたの?」の盛り上がりが、夢を諦めかけていた現実と、それでも諦めきれず、戦うことを選択してヴイアライヴという企画に参加した「決意」をイメージさせるから。ロックな曲調と歌詞から、夢を諦めそうだった現実への、反逆の狼煙のような印象を受ける。

かき消されるはずだった声:上記と似たような理由。「3C」の「ここにいるはず~明日の道になる」の部分からイメージ。所詮、夢は夢だと諦め、「今日」という日を終わらせていたら、候補生たちの「声」は我々には届かなかった。もし諦めることを選んでいたら、「明日」は平凡を意味する言葉だっただろう。しかし、候補生たちは声をあげた。だからこそ、この曲の「明日」という言葉は夢への突き進む候補生たちの姿をイメージさせるし、明日への道はまだ続いている。という印象を受けた。

決意:全体として、候補生たちがこのデビュー曲をもらえたのは、それぞれが過去に「決意」した結果だと思うから。

 

【設問4】その他、この楽曲に関してご意見・ご要望などあればお願いいたします。

文句ありません。最高のデビュー楽曲だと思います。タイトルに関しては門外漢なので特に特定のワードを使って欲しいというイメージはありませんが、個人的にはデビュー曲のタイトルに「~アライヴ」のようなワードを使ってしまうと、デビューが「アガり」のように感じられて安っぽく感じるので、あえてそこを避けたタイトルだと嬉しいです。

あなたのヴイアラはどこから? 私は

 10月のヴイアラ番組は、どうやら上半期振り返りらしいということで、いい機会ですから私も「なぜヴイアラを追うことになったのか?」「ヴイアラを応援する上で気をつけていることは何か?」を振り返り、備忘録として書き残しておこうと思います。けっこう、知人から聞かれることもあるので。

 最初に言うと、私は異常独身男性です。ですから、このエントリを読んでしまった方の中には、私にまったく共感できないという方もいらっしゃると思います。まあ、こういう奴もいるなら自分は健全に応援できてるな! とでも思ってください。

 

レジュメ:

・ヴイアラを選んだのはなぜか? ~宗教とアイドル、そしてヴイアライヴ~

・ヴイアラに期待したことは「世知辛さ」

・地下アイドルファンの気持ちも体感できてお得だね

・いわゆる「布教活動」の個人的活動方針

 

 おめえの半生とか興味ねンだワ! という方は、最後の方までスクロールしてください。

 

■そもそも、なぜヴイアラを選んだのか?

 なぜ、私がヴイアラを選んだのか?

 話は2023年3月頃? に遡ります。

 当時、界隈では「独身オタクは徐々にオタク趣味にも飽き、生きる意味を失う」というような話題で盛り上がっていました(盛り上がってたかな?)。

 そこで私は言いました。「生きる意味がないなら、アイドルを追えばいいじゃない」。

 実は私は、幼稚園~小学校はカトリック、中学~大学はプロテスタントの学校に通っていて、その頃に暇を見ては聖書を読んでいました。はっきり言ってまったく信仰心の欠片も生まれませんでしたが、その経験によって、私は独自の宗教観や哲学を持つようになりました。そして10年後。私はアイドルコンテンツと宗教の共通項を見出すことが大・大・だ~いすきな人間になっていました。

 私は、宗教とは、心に欠落が生まれた人間がすがる精神的な支え、希望のようなものだと解釈しています。

 現代では科学の発展や、新興宗教によって引き起こされた悪辣な事件によって「宗教」そのもののイメージが低下し、人々は信仰を持たなくなってしまいました。

 では、宗教が廃れたのかというとそんなことはなく、人々の心の欠落を埋めるコンテンツは、むしろ現代では飽和していると言っていいでしょう。そのひとつが「アイドル」です。

 そもそも、「アイドル(idol)」とは「偶像」を意味するラテン語が語源です。ユダヤ教キリスト教では「偶像崇拝の禁止」というものがあり、神の姿をイメージして像を作り、それを信仰することを禁止しているのですが、要するに偶像には人の信仰を集める力があるということです。

 

「宗教」が失われた現代では、「アイドル」こそが心の支え、救いになる。生きる意味を失った独身オタクは、アイドルを追うことで再び生きる意味を見出だせるはず。

 

 そのような考えから、私は異常独身男性はアイドルを追うことを推奨したのです。

 ところが、ここに大きな問題がありました。私が「アイドルコンテンツにハマったことがない」ということです。正確にいうと、二次元アイドルコンテンツに触れたことはありますし、それを分析するのは大好きです。しかし、それはあくまで外側から見て分析した気になっているだけで、アイドルコンテンツに身を投じた経験はなかったのです。

 自分で言った手前、本当にそうなのかについては責任を持たなければなりません。しかし、現行の二次元アイドルコンテンツは三次元も含めてのものが多い上に、そもそも「決まった動き」しかできない存在には上手く感情移入できず、まったく興味がそそられない。かといって三次元アイドルコンテンツはそもそも追うのが面倒くさそうだしお金もかかりそう。そう考えていた折、目に入ってきたのが「ヴイアライヴ」だったというわけです。

 正直に言うと、私はどちらかというとラブライブの方が触れる機会が多かったので、蓮にも注目していたのですが、いつの間にか始まっていたので乗り遅れてしまい今に至ります。

 

■当初、ヴイアラに期待していたこと

 そんな理由でヴイアラを追い始めた私には、ヴイアラに期待していたことがありました。それは、アイマス3.0ヴィジョンに代表される「三次元と二次元の融合」や、人の魂を救済するような希望……ではなく、二次元アイドルでは決して見ることができない「世知辛さ」です。というより、当時のヴイアラは見ている人間全員が困惑しながら見ている謎のコンテンツだったので、そもそも真っ当な期待をかけるほうが難しかったのです。

「世知辛さ」とはなにか?

 例えば、二次元アイドルがデビューしたての頃、やっと出ることができた仕事で軽く扱われて悔しい思いをした……というエピソードがあったとします。しかし、大抵の場合、そういうエピソードが語られることがあったとしても、実際に1時間、番組で浮いている二次元アイドルを見ることはありません(あったらすみません)。

 最初の頃は、下積み時代特有の、そういう「リアルさ」を求めてヴイアラを見ていました。なので、最初の帯番組で、愛夏がMCの土佐兄弟に雑ないじられ方をして、心なしか悲しそうにしていたときも、心を痛めると同時に「これこれ、こういうのだよ」と喜んだりもしていました(実際には、土佐兄弟は人柄もよく、2回目以降は候補生に歩み寄ってくれましたし、おにぎりも握ってくれましたが)。

 

 しかし、どんな理由であれヴイアラを見続けた結果、3人のポテンシャルの高さや人柄、努力する姿勢、悩む姿を見る中で、いつしか心から3人を応援するようになったというわけです。

 

■そうなったらそうなったで生まれる悩み

 3人の可能性を信じ、「羽ばたいて欲しい」という願いを託せるようになった私。しかし、心から3人を応援するようになった結果、生まれる悩みもありました。それは、「いやこれ、地下アイドル応援してるのとどう違うんだ?」ということです。

 コミュニティは、小規模で、かつ迫害されればされるほど結束が高まります。現状のヴイアラの規模はまだまだ小規模で、アイマス界隈からすらネグレクト(ここでは無視という意味で使いますが)という迫害を受けています。このような状況の中で、ファンは3人の可能性を信じ、どうすれば知名度が上がるかとか、どうすれば知ってもらえるからをあれこれ考え、時に熱く語らったり(多分)しているわけですが、「地下アイドルのファンもこんな感じなんだろうな」とふと気付いたわけです。

 結論からいうと、通常、なかなか味わえない地下アイドルファンの気持ちも体験できてお得だなと思っているのですが、自分たちが周囲からどういう風に見られているのかを考えた時、「どう地下アイドルのファンがなんか喚いてる」という印象を回避して広めていくかという点が、現在の悩みどころです。

 

■ヴイアラのために何ができるか?

 通常、私は滅多にコミュニティに関わらないのですが、先日、珍しく「ヴイアラを語る会」みたいな感じのニコ生を拝見することになりました。そこで、ヴイアラをまったく知らない聞き手の方が、「ちょっと興味でてきたけど、ヴイアラを広めるために手伝えることって何?」というような趣旨のことを仰っていたように思います。

 いわゆる布教活動というのは、人に直接的に勧めたりするイメージがあり、相手が受け入れてくれるかどうかが博打なので非常に重労働に感じがちです。しかし実際には、もっと手軽に実行でき、そして重要なことはいくつかあります。

 

・候補生やヴイアラ公式をRP(RT)する

 これが最も手軽、かつ重要な手段になります。先程も言いましたが、ヴイアラはまだまだ規模感が小さい。こういう規模感のコンテンツに対して、人は「触ると恥ずかしい」という感情を覚えてしまうものです。

 言及すると恥ずかしい、RPすると恥ずかしい……それによって遠慮が生まれ、結果として何もアクションが起こされず、知名度も上がらないという悪循環が発生してしまいます。

 積極的にRPすることで、「なんか目につくな」「このコンテンツ触っても良いんだ」という認識をフォロワーに持たせ、心理的な障壁を薄くする。そういう働きかけが、現状のヴイアラには重要になるのではないかと考えています。

 

 ただ、何事にも限度はあり、あまりにもうるさすぎると候補生自身がブロックされてしまう可能性があるので程々を意識しましょう。そういう意味では、愛夏のにぎってない白米おにぎりなどは、見た目のインパクトと突っ込みたくなる勢いがあり、RPするフックにしやすい印象です。

 

・候補生にリプライを飛ばす

 狙いは前述のRPと同じですが、ぐっとハードルが上がります。良識あるインターネッターなら誰もが心得る、「有名人に話しかけない」という常識や、そもそも異常独身男性がVとはいえ若い子に喜び勇んで話しかけにいくのはどうなのかという気恥ずかしさがあるからです。正直、私もリプライは飛ばせていません。

 しかし、現状のXはインプレッション至上主義です。最近の候補生たちは、仲良さそうにリプライを飛ばし合ったりしていますが、インプレッション稼ぎ目的の仲良し営業であることは明白です。オタクは誰も利用しませんが、インプレッションが増えるとおすすめタイムラインにも表示されるようになりますからね。

 それだけインプレッションというものに飢えていると考えられるわけで、これも非常に役に立つと思います。

 

・とにかく言及する

 ヴイアラについて考えたことをだらだらと書きなぐったり、動画の感想を言ったり……とにかく「ヴイアラ」という文字がフォロワーの目につくことで、「なんか知ってる」状態にすることが目的です。簡単に言えば賑やかしですね。

 また、変に伏せたりせず、ヴイアラに対する言及の際はpostに「ヴイアラ」の文字を入れることで、検索しやすくなり、よく知らない人には「なんかよくわからんけど言及してる人が多い」という感想を抱かせ、ヴイアラファンには「これだけファンがいる」という安心感を得させる効果も狙えるかと思います。

 これが「レトラ」はともかく、「愛夏」や「宇宙」だと検索に余計なものが引っかかりすぎるので、私個人としてはヴイアラをよく使っています。「タグつけたらええやんけ」と思われるかもしれませんが、ハッシュタグは「公式に見られていい、拾われていい」という暗黙のサインだと考えているので、滅多につけることはありません。

 

・「切り抜き」をpostする

 動画ではなく「切り抜き」をpostすることも、知名度向上に繋がると考えています。

 なぜ「切り抜き」なのか?

 例えば、「ちょっと興味わいたからおすすめ教えてよ」といわれて、「はい1時間の動画どーん! これの45分くらいから見てね!」と言われて、じゃあ見ますか? という話です。

 タイパだなんだと言われる現代において、1時間の動画など見られると思うほうがどうかしています。切り抜きの規模感のほうが、「なんかこいつよく言及してるし、興味あったからいい機会だしちょっと見たるか」とフォロワーが思ってくれる可能性が上がります(多分)。

 

・スパチャではなく、メンバーシップギフトを配る

 これは金がかかるので重たくなってしまいますが、私はスパチャよりメンバーシップギフトを優先しています。スパチャは自分のコメントが候補生に読まれるだけですが、メンバーシップギフトは、入った人が候補生に触れる機会が格段に増える可能性があるからです。メン限視聴やスタンプを使えるバリューを体験することで、より候補生に好意を抱いたり、コミュニティに属することが楽しくなったりする可能性が、まあ……5%くらいはあるかなと。500円で5%ならガチャ1回分くらいかな……くらいの気持ちでやってます。

 

 さて、ここまで私の考えや活動方針についてつらつらと書いてきましたが、それはどうでもいいのです。言いたいことは、まず実証実験は成功だということ。独身男性は二次元アイドルを追え。もうひとつは、目的を持つことは、考えることは楽しいということです。

 みなさんも、最近あんまり面白いことがないな、退屈だなともし感じていらっしゃるなら、ヴイアラという活きの良いコンテンツがありますので、ぜひ触ってみてくださいね。

 

あなたのヴイアラはどこから? 私は

 10月のヴイアラ番組は、どうやら上半期振り返りらしいということで、いい機会ですから私も「なぜヴイアラを追うことになったのか?」「ヴイアラを応援する上で気をつけていることは何か?」を振り返り、備忘録として書き残しておこうと思います。けっこう、知人から聞かれることもあるので。

 最初に言うと、私は異常独身男性です。ですから、もしこのエントリを読んでしまった方の中には、私にまったく共感できないという方もいらっしゃると思います。まあ、こういう奴もいるなら自分は健全に応援できてるな! とでも思ってください。

 

■そもそも、なぜヴイアラを選んだのか?

 なぜ、私がヴイアラを選んだのか?

 話は2023年3月頃? に遡ります。

 当時、界隈では「独身オタクは徐々にオタク趣味にも飽き、生きる意味を失う」というような話題で盛り上がっていました(盛り上がってたかな?)。

 そこで私は言いました。「生きる意味がないなら、アイドルを追えばいいじゃない」。

 実は私は、幼稚園~小学校はカトリック、中学~大学はプロテスタントの学校に通っていて、その頃に暇を見ては聖書を読んでいました。はっきり言ってまったく信仰心の欠片も生まれませんでしたが、その経験によって、私は独自の宗教観や哲学を持つようになりました。そして10年後。私はアイドルコンテンツと宗教の共通項を見出すことが大・大・だ~いすきな人間になっていました。

 私は、宗教とは、心に欠落が生まれた人間がすがる精神的な支え、希望のようなものだと解釈しています。

 現代では科学の発展や、新興宗教によって引き起こされた悪辣な事件によって「宗教」そのもののイメージが低下し、人々は信仰を持たなくなってしまいました。

 では、宗教が廃れたのかというとそんなことはなく、人々の心の欠落を埋めるコンテンツは、むしろ現代では飽和していると言っていいでしょう。そのひとつが「アイドル」です。

 そもそも、「アイドル(idol)」とは「偶像」を意味するラテン語が語源です。ユダヤ教キリスト教では「偶像崇拝の禁止」というものがあり、神の姿をイメージして像を作り、それを信仰することを禁止しているのですが、要するに偶像には人の信仰を集める力があるということです。

 

「宗教」が失われた現代では、「アイドル」こそが心の支え、救いになる。生きる意味を失った独身オタクは、アイドルを追うことで再び生きる意味を見出だせるはず。

 

 そのような考えから、私は異常独身男性はアイドルを追うことを推奨したのです。

 ところが、ここに大きな問題がありました。私が「アイドルコンテンツにハマったことがない」ということです。正確にいうと、二次元アイドルコンテンツに触れたことはありますし、それを分析するのは大好きです。しかし、それはあくまで外側から見て分析した気になっているだけで、アイドルコンテンツに身を投じた経験はなかったのです。

 自分で言った手前、本当にそうなのかについては責任を持たなければなりません。しかし、現行の二次元アイドルコンテンツは三次元も含めてのものが多い上に、そもそも「決まった動き」しかできない存在には上手く感情移入できず、まったく興味がそそられない。かといって三次元アイドルコンテンツはそもそも追うのが面倒くさそうだしお金もかかりそう。そう考えていた折、目に入ってきたのが「ヴイアライヴ」だったというわけです。

 正直に言うと、私はどちらかというとラブライブの方が触れる機会が多かったので、蓮にも注目していたのですが、いつの間にか始まっていたので乗り遅れてしまい今に至ります。

 

■当初、ヴイアラに期待していたこと

 そんな理由でヴイアラを追い始めた私には、ヴイアラに期待していたことがありました。それは、アイマス3.0ヴィジョンに代表される「三次元と二次元の融合」や、人の魂を救済するような希望……ではなく、二次元アイドルでは決して見ることができない「世知辛さ」です。というより、当時のヴイアラは見ている人間全員が困惑しながら見ている謎のコンテンツだったので、そもそも真っ当な期待をかけるほうが難しかったのです。

「世知辛さ」とはなにか?

 例えば、二次元アイドルがデビューしたての頃、やっと出ることができた仕事で軽く扱われて悔しい思いをした……というエピソードがあったとします。しかし、大抵の場合、そういうエピソードが語られることがあったとしても、実際に1時間、番組で浮いている二次元アイドルを見ることはありません(あったらすみません)。

 最初の頃は、下積み時代特有の、そういう「リアルさ」を求めてヴイアラを見ていました。なので、最初の帯番組で、愛夏がMCの土佐兄弟に雑ないじられ方をして、心なしか悲しそうにしていたときも、心を痛めると同時に「これこれ、こういうのだよ」と喜んだりもしていました(実際には、土佐兄弟は人柄もよく、2回目以降は候補生に歩み寄ってくれましたし、おにぎりも握ってくれましたが)。

 

 しかし、どんな理由であれヴイアラを見続けた結果、3人のポテンシャルの高さや人柄、努力する姿勢、悩む姿を見る中で、いつしか心から3人を応援するようになったというわけです。

 

■そうなったらそうなったで生まれる悩み

 3人の可能性を信じ、「羽ばたいて欲しい」という願いを託せるようになった私。しかし、心から3人を応援するようになった結果、生まれる悩みもありました。それは、「いやこれ、地下アイドル応援してるのとどう違うんだ?」ということです。

 コミュニティは、小規模で、かつ迫害されればされるほど結束が高まります。現状のヴイアラの規模はまだまだ小規模で、アイマス界隈からすらネグレクト(ここでは無視という意味で使いますが)という迫害を受けています。このような状況の中で、ファンは3人の可能性を信じ、どうすれば知名度が上がるかとか、どうすれば知ってもらえるからをあれこれ考え、時に熱く語らったり(多分)しているわけですが、「地下アイドルのファンもこんな感じなんだろうな」とふと気付いたわけです。

 結論からいうと、通常、なかなか味わえない地下アイドルファンの気持ちも体験できてお得だなと思っているのですが、自分たちが周囲からどういう風に見られているのかを考えた時、「どう地下アイドルのファンがなんか喚いてる」という印象を回避して広めていくかという点が、現在の悩みどころです。

 

■ヴイアラのために何ができるか?

 通常、私は滅多にコミュニティに関わらないのですが、先日、珍しく「ヴイアラを語る会」みたいな感じのニコ生を拝見することになりました。そこで、ヴイアラをまったく知らない聞き手の方が、「ちょっと興味でてきたけど、ヴイアラを広めるために手伝えることって何?」というような趣旨のことを仰っていたように思います。

 いわゆる布教活動というのは、人に直接的に勧めたりするイメージがあり、相手が受け入れてくれるかどうかが博打なので非常に重労働に感じがちです。しかし、実際にはもっと手軽に実行でき、そして重要なことはいくつかあります。

 

・候補生やヴイアラ公式をRP(RT)する

 これが最も手軽、かつ重要な手段になります。先程も言いましたが、ヴイアラはまだまだ規模感が小さい。こういう規模感のコンテンツに対して、人は「触ると恥ずかしい」という感情を覚えてしまうものです。

 言及すると恥ずかしい、RPすると恥ずかしい……それによって遠慮が生まれ、結果として何もアクションが起こされず、知名度も上がらないという悪循環が発生してしまいます。

 積極的にRPすることで、「なんか目につくな」「このコンテンツ触っても良いんだ」という認識をフォロワーに持たせ、心理的な障壁を薄くする。そういう働きかけが、現状のヴイアラには重要になるのではないかと考えています。

 

・候補生にリプライを飛ばす

 狙いは前述のRPと同じですが、ぐっとハードルが上がります。良識あるインターネッターなら誰もが心得る、「有名人に話しかけない」という常識や、そもそも異常独身男性がVとはいえ若い子に喜び勇んで話しかけにいくのはどうなのかという気恥ずかしさがあるからです。正直、私もリプライは飛ばせていません。

 しかし、現状のXはインプレッション至上主義です。最近の候補生たちは、仲良さそうにリプライを飛ばし合ったりしていますが、インプレッション稼ぎ目的の仲良し営業であることは明白です。オタクは誰も利用しませんが、インプレッションが増えるとおすすめタイムラインにも表示されるようになりますからね。

 それだけインプレッションというものに飢えていると考えられるわけで、これも非常に役に立つと思います。

 

・とにかく言及する

 ヴイアラについて考えたことをだらだらと書きなぐったり、動画の感想を言ったり……とにかく「ヴイアラ」という文字がフォロワーの目につくことで、「なんか知ってる」状態にすることが目的です。簡単に言えば賑やかしですね。

 また、変に伏せたりせず、ヴイアラに対する言及の際はpostに「ヴイアラ」の文字を入れることで、検索しやすくなり、よく知らない人には「なんかよくわからんけど言及してる人が多い」という感想を抱かせ、ヴイアラファンには「これだけファンがいる」という安心感を得させる効果も狙えるかと思います。

 これが「レトラ」はともかく、「愛夏」や「宇宙」だと検索に余計なものが引っかかりすぎるので、私個人としてはヴイアラをよく使っています。「タグつけたらええやんけ」と思われるかもしれませんが、ハッシュタグは「公式に見られていい、拾われていい」という暗黙のサインだと考えているので、滅多につけることはありません。

 

・「切り抜き」をpostする

 動画ではなく「切り抜き」をpostすることも、知名度向上に繋がると考えています。

 なぜ「切り抜き」なのか?

 例えば、「ちょっと興味わいたからおすすめ教えてよ」といわれて、「はい1時間の動画どーん! これの45分くらいから見てね!」と言われて、じゃあ見ますか? という話です。

 タイパだなんだと言われる現代において、1時間の動画など見られると思うほうがどうかしています。切り抜きの規模感のほうが、「なんかこいつよく言及してるし、興味あったからいい機会だしちょっと見たるか」とフォロワーが思ってくれる可能性が上がります(多分)。

 

・スパチャではなく、メンバーシップギフトを配る

 これは金がかかるので重たくなってしまいますが、私はスパチャよりメンバーシップギフトを優先しています。スパチャは自分のコメントが候補生に読まれるだけですが、メンバーシップギフトは、入った人が候補生に触れる機会が格段に増える可能性があるからです。メン限視聴やスタンプを使えるバリューを体験することで、より候補生に好意を抱いたり、コミュニティに属することが楽しくなったりする可能性が、まあ……5%くらいはあるかなと。500円で5%ならガチャ1回分くらいかな……くらいの気持ちでやってます。

 

 さて、ここまで私の考えや活動方針についてつらつらと書いてきましたが、それはどうでもいいのです。言いたいことは、まず実証実験は成功だということ。独身男性は二次元アイドルを追え。もうひとつは、目的を持つことは、考えることは楽しいということです。

 みなさんも、最近あんまり面白いことがないな、退屈だなともし感じていらっしゃるなら、ヴイアラという活きの良いコンテンツがありますので、ぜひ触ってみてくださいね。

 

ヴイアラ9月評価 レトラ編(2408文字) #ヴイアラ 

※ヴイアラでは、3ヶ月毎に四半期評価として、アイドル候補生を評価することができる。いつも、書いたあと何を書いたか忘れてしまうので、月次評価に代えて記録を残すことにする。

 

───

■はじめに
 思うことを書いていたら、非常に長くなってしまいました。文章中、「~するべき」のような強い表現があるかもしれませんが、表現上そうなっているだけなので気にしないでください。
 私から見たレトラさんのイメージに対して、「ここはそうかも」とか「ここは違うんじゃない?」と思うことがあれば、その点を深掘りし、「レトラ」というキャラクター構築の助けにしていただければ幸いです。

■まとめ
・今回は褒めるところばかり。
・わんなべよかった。
・歌い方でしばらく悩んでいたと思うが、すごく成長した!
・視聴者と向き合う気持ちを持ってくれて嬉しい。
・9月パフォーマンスのMVも良かった。
・以前からは考えられないくらい、ポジティブにやっていこう! という気持ちを持ってくれているようで嬉しい。
・レトラの武器は歌
・自分で言っていた通り、年上としてふたりをフォローできててえらい。
・ゲストとかいるときに出してしまう「身内感」について、レトラ主導でミーティングして欲しい。

■本文
 まず、9月までの活動お疲れ様でした。レトラさんについては、今回は褒めるところしかありません。

 まず印象的なのは、やはり何をおいてもわんなべです。
 実は、「レトラさんは「アイドル」というものに対して向き合えているのか?」という疑問をずっと持っていました。元々、レトラさんがやっていた歌の方向性とは明らかに違った世界ですから、「自分がやりたいことと違う」と思ってしまっているのではないか? と心配だったのです。

 しかし、わんなべを聞いて、この疑問は解決しました。数カ月間、「学んできた歌い方」と「アイドルとしての歌い方」のギャップに戸惑い、迷っている気配を感じていましたが、わんなべ収録時に適切なディレクションを受けたおかげか、レトラさんの元の歌い方のよさを残しつつ、やわらかさ(これをアイドル的と言っていいかどうかはわかりませんが……)を持った歌い方ができるようになっていましたね。「この世界を続けていく」という、決意のようなものを感じて安心しました。
 
 もうひとつ、レトラさんの悪癖として、「視聴者に対しての逃げ癖」のようなものがあるとずっと感じていました。例えば、最初の頃に5分くらい配信開始が遅れたときも、「ごめんごめん」のような軽い一言もなく配信が始まることがありました。配信慣れしていないのもあったと思いますが、「自分が悪い」という状況を認めることに対して非常に臆病、要するに「逃げている」のかな? と思わせる部分が多々ありました。

 この「逃げ癖」についても、少し前から徐々に視聴者と向き合おうと努力している姿勢は伝わってきていましたが、過去の自分をさらけだし、そして、「プラリネ」で決別を宣言するような9月パフォーマンスを見て、不安は解消されました。

 一番レトラさんが「変わった」と感じたのは、9月番組後のXでのポストです。「得票差で負けると思っていたけど、腐らずに向き合った。プラリネの歌詞を見ながら、もう一度見て欲しい」としっかり主張する姿は。私の中の「今までのレトラさん」からは考えられないくらい、前向きな姿でした。現実と向き合い、それでも前向きな気持ちを持ち、そしてそれを表に出していくという姿勢に、精神的な成長を感じました。

 1ファンとして、はじめてレトラさんの歌を聞いたときには衝撃が走りました。それだけ歌声に魅力がありましたし、可能性を感じました。もし仮に、6~7月頃に、レトラさんが「アイドルとしての歌い方はやはり自分の歌い方ではない」と決めたとしても、その決定を支持して応援していたと思います。それだけ、レトラさんの歌には魅力があります。

 極論すれば、レトラさんには歌という武器がありますから、普段の配信のクオリティに関しては一定をキープすればそこまで気にかける必要はないと思っていましたが、きちんとその部分についても向き合う姿勢があるようなので、嬉しく思っています。

 また、以前、「年上だから二人をフォローできるようになりたい」というようなことを仰っていた記憶がありますが、その言葉通り、暴走しがちなふたりをよくフォローしていて、支えている場面をよく見ます。
 ところが、その姿勢があだになって、愛夏-宇宙という、年が近いふたりの関係性が目立つ場面では、一歩引いた立ち位置のように見えてしまうことがけっこうあって、疎外感を受けていないか心配していました。しかし、9月30日の合同配信を見たところ、配信に出ない部分ではきちんと関係を構築していて、杞憂だったと感じました。配信でも、もう少し前に出て2人をコントロールする部分を出してもいいように思います。

 レトラさんはどんな場面でも「気にしていない」風を装う傾向があり、真意がつかめないときがあります。悔しい思いをしている場面も多いと思いますが、それをあまり表現しないことが、逆に見ている側は不安にさせられます。だからこそ、7月番組での涙は、見ていて心を打たれました。

 最初に褒める点しかないといいましたが、強いて言えば、3人揃って出張する案件や、ゲストを招く配信時、内輪に寄った空気になりがちなところが気にかかります。ヴイアラの視聴者だけが見ているわけではない以上、もう少し身内感を減らしたほうがいいと個人的には感じています。特に愛夏、宇宙がその空気を出しやすい印象です。少ない機会に、自分の配信でおなじみのノリで雰囲気を伝えていくのはいいと思いますが、それがコントロールできていないように感じます。

 この部分について、レトラさんが上手いように感じるので、レトラさん主導でミーティングしてほしいなと思います。

以上。

ヴイアラ9月評価 宇宙編(5554文字) #ヴイアラ 

※ヴイアラでは、3ヶ月毎に四半期評価として、アイドル候補生を評価することができる。いつも、書いたあと何を書いたか忘れてしまうので、月次評価に代えて記録を残すことにする。

 

───

■はじめに
 思うことを書いていたら、非常に長くなってしまいました。文章中、「~するべき」のような強い表現があるかもしれませんが、表現上そうなっているだけなので気にしないでください。
 私から見た宇宙さんのイメージに対して、「ここはそうかも」とか「ここは違うんじゃない?」と思うことがあれば、その点を深掘りし、「宇宙」というキャラクター構築の助けにしていただければ幸いです。

■まとめ 悪い点
・宇宙には自分自身をコントロールする訓練が必要。
・メンタルの弱さが浮き彫りになったと感じた。
・いい印象はなかったかもしれないが、前のグループの時に言われたという「完璧でいろ」(要約)という言葉自体は間違いではない。
・もっともっと、全てにおいて計算高くなれ。
・ゲーム配信はキャッチーな題材だが、もう少し丁寧にやって欲しい。
・思ったより9月番組のダメージは残っていないようで安心した。
・9月パフォーマンスを失敗したことで生まれてしまった「ドラマ」についての所感
・もっと他人ではなく、自分のために活動していい。
・理想を高く持つなら、もっともっと努力しなければいけないかもしれない。

■まとめ 良い点
・前回書いた「コメント拾いの取捨選択ができていない」に対して、すべて拾ってネタにしていく方向で解決したのはお見事。
・「配信ができるアイドル」という目標設定が自分で出来ているのは高評価。
・高音の透明力・表現力に光るものがあると感じる
・9月パフォーマンスを見て確信したが、世界観を構築する力が大きな武器になるはず。
・楽しそうに歌うところが一番魅力的。
・「ギャップ萌え」を目指してみよう!
・(許されるかはおいといて)もっと配信の企画段階から関わってみてはどうか?
・数字に対する貪欲さは個人的には評価しているが、リスクもあるので上手くやろう!

■本文

 9月までの活動、お疲れ様でした。
 今回の評価に関して、どういう風に伝えるか迷いましたが、変に取り繕うと意見が伝わらないと思いましたので、率直に書かせていただきます。

 良い点と悪い点があり、今回はまず悪い点からお伝えしようと思います。良い点が先に読みたい場合は、先に下の方から読んでいってください。

 まず、宇宙さん自身も痛感していると思いますが、9月番組時に泣いてしまった点は評価できません。やはり、何らかの「プロ」を目指す以上、ある程度は自分をコントロールする技術は必須だと考えています。今回の件は、「歌う時、考えすぎてしまって上手く歌えない」と自分で話していたことの延長線上にあるように思います。言い換えればそれは、自分自身をコントロールする手段をいまだに構築できていないということです。それが、明確な欠点として浮き彫りになった結果、今回の件に繋がってしまったという印象です。

 このことから、現在の宇宙に最も必要なのは、技術的な要素ではなく、メンタルトレーニングだとはっきり感じました。宇宙さんは、技術的にはどれも高水準で取得しています。その技術を安定して発揮するために、土台となるメンタルの弱さを克服することが急務であるように思います。

※余談ですが、メンタルについては、単純に自分自身のコントロールの部分だけでなく、「活動の寿命」への対策も含んでいます。先日、知名度のあるVtuberが精神的不調を理由に無期限活動休止を発表しましたが、このような不調は誰にでもありえることです。これから半年は大事な時期なので、あらゆる可能性について検討し、それに対策していくべきでしょう。

 また、「前のグループの時に、自分を出すな、完璧でいろと言われた」というようなことを言っていたと思います。 この言葉は、宇宙さんにとってはいい印象がないかもしれませんが、ある一面では正しいように思います。
 当時、どのようなシチュエーションで言われた言葉かはわかりませんが、個人的には「人格を消して、完全無欠のアイドルでいろ」という意味ではなく、「迷うな」という意味でこの言葉を使いたいです。
 配信者である以上、ある程度の素が出してしまうのは避けて通れません。この点に関して「自分を出すな」とは言いません。しかし、さっきも言った通り、プロである以上、自分自身のコントロールについては気を使わなければなりません。自分の腕の長さを正確に把握していなければ、それを振り回した時に思いもよらない結果を引き起こすことになります。自分の腕の長さ、脚の長さ、自分の身体と心について正確に把握し、一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)を自覚的に行ってはじめて、「自分の理想とするステージ」を実現できるのではないでしょうか?
 自分を正確に把握し、自分をどう使えば「理想」を実現できるかを事前にしっかり計画しておく。宇宙さんは、そういう計算高さを持つべきだと思います。この構築が足りない場合、ステージ上で「迷い」が生じ、本人にとっても、視聴者にとっても、不完全燃焼なステージになってしまうのではないでしょうか。

 もう1点、8月後半-9月のゲーム配信は、見ていてかなり雑に感じる部分がありました。リアクションが大きい配信は、確かに視聴者受けはいいかもしれません。しかし、アクションや漢字でGOのようなものはともかく、ストーリーがあるゲームは「ストーリーに対するリアクションを見たくて見に来る」という視聴者がそれなりの数、存在します。これを雑にやってしまうと、せっかく見に来てくれた「ストーリー好き」な初見の方を引き込めないので、プレイするゲームがどのタイプなのかを見極めて、適切なリアクションが取れれば、もっとファンを増やせると思います。具体的に言うと、アーマード・コアではゲーム内容をおざなりにしている部分が多く、この部分はもっと丁寧にやって欲しいと感じました。大げさなリアクションについては、特に問題ありません。

 9月番組ではかなりのダメージを受けていたように見えたので、以前のことを思い出し心配していましたが、9月29日の配信を見たところ、思ったほどダメージを受けていないようで安心しました。メンタルに弱点があるという見解は変わりませんが、成長を感じます。

 さて、悪い部分も最後になります。
 これは書こうかかなり迷いましたが、個人的にはこの部分を本人が認識していないと、いずれ視聴者と認識ズレを起こして大きな問題になりかねないと危惧(きぐ)しているので、書くことにします。

 酷なことを言うようですが、「心をユラせ」というテーマでは、「プロとしての視点」と「視聴者の視点」は全く別ものです。そして「視聴者の視点」としては、宇宙さんの失敗ほど心を揺らされたパフォーマンスはないと思っています。
 宇宙さん自身は望まないでしょうが、あの瞬間、宇宙さんにはエンタメ的意味での「ドラマ」が産まれてしまいました。あの失敗によって得たものは、視聴者の失望ではなく、大きな期待です。宇宙さんは、「将来、失敗を乗り越えるカタルシス」を期待されてしまいました。このことを危惧しています。
 宇宙さんを見ていると、理想が高く、それを達成する能力もあるだけに「期待に応えたい」という思いが強く、背伸びしてしまい、それが失敗を呼び込んでいる面があるように感じます。普段の配信はともかく、大きなステージでは、「前回失敗し、それでも応援してくれた人に応えたい」という想いが強くなりすぎ、宇宙さんのパフォーマンスにマイナスの影響を与えるのではないかと心配しています。
 
 極論すれば、プロデューサーの期待などは忘れてしまって構いません。そもそも、どんなに練習しても、事前に準備をしても、失敗を完全になくすことはできません。しかし、努力や事前の段取りによって、成功の確率を引き上げることはできます。宇宙さんにできることは、自分のパフォーマンスが誰かの期待に応えられるかどうか、がっかりされないかどうか心配することではなく、自分の思い描いた理想のステージに少しでも近づけるよう、あらゆることを研究し、計画し、努力することです。そして、最終的にどれだけ「できない部分」が出るかも予想して、理想に届かなかった部分がその範疇に収まったのであれば、成功だと考える「発想の転換」をしても良いのではないかと思います。

■良い点。
 もちろん、良い点は沢山あるのですが、ここでは特に良かった点を挙げていきます。

 前回のQクイーン投票では、「コメント拾いの取捨選択が出来ていない」「嫌な話題は拾わない等、コントロールするべき」と書かせていただきました。ところが、宇宙さんはこれを、「コメントを拾った上で、ネタとして消化していく」という方向で解決しました。負けん気の強さがいい方向に作用していると感じます。当然、こちらの方が話題の受け幅が大きくなりますし、配信者としては理想的なスタイルです。

 また、「配信ができるアイドル」という目標が明確なのも好感触です。私はブログを持っていて、そこでたまに候補生3人に対する評価を書いているのですが、宇宙さんへの評価で「配信者としては成功しつつあるが、宇宙のやりたいことはアイドルなのか? 配信者なのか?」と書いたことがあります。その時は、「自分の初心と現状を比較して、もし思ったのと違う方向に進み始めているのなら修正してはどうか?」という意味で書かせていただいたのですが、私が言うまでもなく自己分析し、自分のなりたい目標を持てていることに好感を持ちました。
 こうした部分から、自己に対する分析・研究は元々行っていると思いますので、これをもっと突き詰めていくのがいいのではないでしょうか。
 
 ステージの部分では、宇宙さんの魅力が輝くの部分が3点あると考えています。
 1つ目は高音の透明感・表現力。この音域は、聞く側をわかりやすく「独自の世界観」に引き込むことができます。9月のパフォーマンスでも、高音で表現される宇宙さんの世界観自体には非常に惹き込まれました。難しい音域なので、普段遣いの武器にすることはできないかもしれませんが、「宇宙さんといえば高い音域での歌唱力」というイメージが定着すれば、大きな武器になると思います。
 
 2つ目は、曲に対する解釈や理解を深めた上での、世界観の構築力。今回のパフォーマンスは、「思い入れが深すぎた結果、それをコントロールできずに泣いてしまった」と感じましたが、もしそうであれば、裏を返せばそれだけ独自の世界観を構築できているということです。「曲を解釈し、自分のものとして再構成できる。そしてその世界観に強い思い入れを持って歌い上げることができる」というのは、表現者にとって強みだと感じます。この強みを完成させるためには、「曲に対する深い研究」「感情の完璧なコントロール」「それを表現可能にする歌唱力」という難しい3つの課題が要求されますが、宇宙さんであれば達成できると確信しています。

 3つ目は、上記と矛盾するようですが「楽しそうにしている」こと。実は、宇宙さんの魅力が一番発揮されるのはここだと感じています。今まで聞いてきた宇宙さんの歌の中で、もっとも「良い」と感じたのは、実は【アイマス】渡辺量先生とTwilight Skyの特訓!!【ヴイアラ/上水流宇宙】の35分以降。渡辺量先生という専門家からポジティブな評価を受けながら、楽しそうに歌っている姿や声音が、非常に魅力的でした。
 
 普段、自分を追い込んでしまいがちに見える宇宙さんは、自分の魅力を客観的に評価する機会がないのかもしれませんね。だからこそ、渡辺量先生という、ある意味で「正解」からの肯定的な評価に自己肯定感が高まり、気負いなく楽しく歌えた。それが視聴者にも魅力的に伝わったということなのかもしれません。

「上水流宇宙」には二面性があり、「目標を高く持つ、表現者としての宇宙」と「歌うことやステージを全力で楽しむ、アイドルとしての宇宙」がいて、どちらにも強い魅力を感じます。このふたつを上手に使い分けることで、ギャップによる魅力の表現にもつながると思うので、ぜひチャレンジして欲しいです。

 配信業で他の二人と差別化していく場合、それが許されるかは不明ですが、宇宙さんはその計算高さを活かして、企画段階から参加し、普段の配信でも自分のブランドイメージを構築していくことに注力していくのがいいかもしれません。もうやってるかもしれませんが……。
 
 個人的には、「数字や結果に対する貪欲さ」は高評価しています。さまざまなことにチャレンジし、少しでもリアクションが多かったコンテンツに注力する野心がなければ、アイドルはともかく配信業で成功することはできません。しかし、あまり露骨にやりすぎると「スウジー」(V界隈で、同時接続者数のために何でもやる配信者のスラング)等と呼ばれてしまう場合がありますので、悪い点でもお伝えしましたが、プレイするゲームに対する一定の「理解しようとする姿勢」は必要だと思います。別に本当に理解しようとしなくてもいいのですが、そういう姿勢を見せることが配信活動上のリスクを減らすことに繋がると思います。

 最後に繰り返しになりますが、今回の宇宙さんの「伸ばしたいスキル」にある「人を感動させる力」について、「人が感動すること」と「人を感動”させる”こと」はまったく違います。この部分を真剣に考え、向き合っていただければと思います。宇宙さんなら必ずやれると確信しています。

以上。

ヴイアラ9月評価 愛夏編(1786文字) #ヴイアラ 

※ヴイアラでは、3ヶ月毎に四半期評価として、アイドル候補生を評価することができる。いつも、書いたあと何を書いたか忘れてしまうので、月次評価に代えて記録を残すことにする。

 

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■はじめに
 思うことを書いていたら、非常に長くなってしまいました。文章中、「~するべき」のような強い表現があるかもしれませんが、表現上そうなっているだけなので気にしないでください。
 私から見た愛夏さんのイメージに対して、「ここはそうかも」とか「ここは違うんじゃない?」と思うことがあれば、その点を深掘りし、「愛夏」というキャラクター構築の助けにしていただければ幸いです。

■まとめ
・喉を大事に
・9月のパフォーマンスに、これまでとこれからの解答がすべて詰まっていた。すごくよかった
・喉を大事に
・愛夏の気質は、エンターテインメントの本質と相性がいい
・喉を大事に
・他者に尽くすだけでなく、愛夏を楽しみにしている視聴者のために、「配信疲れ」を起こさないよう自己を持とう!
・喉を大事にしろって言ってんだろ!
・料理は愛情といっても限度があります

■本文
 さて、良いとか悪いとかの前にまず言いたいのですが、とにかく喉を大事にしてください。喉は配信活動にとっても、アイドル活動にとっても、命の次に大事なものです。愛夏さんの叫び芸は見ている分には面白いですが、喉を酷使しすぎだと感じます。声の使い分けは喉に大きな負担を強いますし、愛夏さんは喉自体も強いとは思えません。喉の病気は、様々な配信者がそれで活動を休止する、職業病のようなものです。気をつけ「すぎる」ということはありません。
 これから6ヶ月は、非常に大事な時期。特に最終審査は、絶対に悔いを残すような状態で挑んでほしくありません。そのために、スケジュールや配信内容の管理にも気を配って欲しいです。ズマ、お前に言っとんのやぞ(勝股Pに伝えてください)。

 さて、この三ヶ月で、愛夏さんが元々持っていた魅力が、大きく花開いたように思います。
 個人的には、前回のQクイーン投票でも「声の演技」を非常に強く推したので、9月のパフォーマンスでそれを武器にしてくれたのは嬉しかったです。そして、愛夏さんの武器は演技だと改めて感じました。

 パフォーマンス自体も非常によかったです。観劇や読書でつちかったと思われる「演出・構成力」が光っていました。最後に華やかで盛り上がる曲で〆るのは、ステージではお約束のひとつではありますが、あのテーマ、あの発表でその構成にできる大胆さは愛夏さんの大きな魅力だと感じました。「経験がないことが引け目」と常々語っていらっしゃいましたが、逆に経験がないからこそ、ああいう思い切った構成に出来たのかなと思っています。JUNGO先生の「自分をさらけ出していく」というアドバイスを非常に前向きに捉え、実行できているという印象です。

「自分が好きになれない」ということを話してくださいましたが、今回の発表では、その部分について、愛夏さん自身の中でひとつの解答を得たように感じました。「『あなたの心、灯します』という挨拶にすべてが詰まっていた」と仰る通り、愛夏さんは「自分ではなく、他人のために尽くせる」という気質を持っています。パフォーマンスの大胆な構成も、視聴者の驚きや楽しさにフォーカスしたからこそであり、愛夏さんは自然とエンターテインメント(楽しませてくれるもの、娯楽を意味する言葉)の本質を表現できていると感じます。

 一方で、パフォーマンスの内容をクローズアップした時、「自己表現」という部分では薄味に感じたことは事実です。やはり、自己と向き合うことに対してはまだ踏み込みきれていない印象ですね。他者に尽くすだけでは、いずれ疲れてしまい、嫌になってしまう時がかならず来ます。その時、「配信が嫌だな、疲れたな」と感じてしまうことがあるかもしれません。愛夏さんの配信を楽しみにしている身としては、そうなってしまうと非常に寂しく思います。
 そういった疲れに対するリスクを少しでも緩和するために、他者に依存しない自分を持つことを、引き続きの課題にしてみましょう。

 普段の配信で悪い部分は特にありません。どの配信も楽しませてもらっています。ただ、9月30日のマナカズキッチンは……料理は遊びではないので、もうちょっと料理についても向き合ってください……。

以上。

完全攻略ヴイアラアルティマニア #ヴイアラ 

 嘘です。ただの怪文書です。

 前置きが思い浮かばないのでさっそく本題に入りますが、要するに気が向いたので月次評価的なものを書いておこうというのがこのエントリの趣旨です。

 

・2月以降のヴイアラに対するモチベについて

 最近考えるのが、2月以降のヴイアラに対して、どのようなモチベを持って接していくべきか? という点です。誤解を招く表現ですが、このままいくと、ヴイアラを追うモチベを失ってしまうのではないかと予想しています。

 これは決してヴイアラの三人自体に魅力がないとかそういうわけではなく、あくまで私がヴイアラを追っているのは、3人が「デビュー」を目指しているから、ということです。デビューに対して、努力し、時に悩みながら邁進する3人の姿を応援したい。その気持ちがヴイアラを追いかける大きなモチベーションになっています。

 では、2月にヴイアラが仮にデビューしたら、3人は何を目的として日々の配信を行うのでしょうか? その目的は、「デビュー」という非常にわかりやすいゴールより、魅力あるものなのでしょうか?

 以前のエントリで、「ヴイアラのデビュー後のビジョンが見えない」「候補生2年目もありえる」と言っていたのは、つまりこの「配信する目的」としてデビュー以上のものを用意できないのであれば、未デビュー状態のままにしておく方が運営にとっては都合がいいのではないかという推測に基づいています。

 個人的には、3人の「配信」が見たいわけではなく、あくまで「アイドルとしての活動」が見たいという思いがあります。もちろん、配信してくれる方が嬉しいですが、もし仮にデビューしたのなら、「昔はヴイアラちゃんも1週間に1回は配信してくれてたんだけどね~w」という話ができるくらい多方面に活躍してくれたほうが嬉しいです。

 

・ヴイアラという企画そのものについて

 一方、ヴイアラという企画そのものについては、だいぶ全容が明らかになってきたように思います。

 まず、ヴイアラというのは「長期的な活動を視野に入れた企画」です。これは、帯番組で土佐兄弟が「初代MC」と紹介されていたことからも明らかで、あれは元から複数年放送される想定の番組なのでしょう。おそらくガリベンガーVをベンチマークとしていて、ワンチャン地上波でも狙っているのではないかと思っています。当然、そんな番組のメインであるヴイアラ自体が初年度で終わるはずもありません。

 では、複数年に渡って何をやる企画なのか? というと、「アイドルマスターという世界観に対する、2.5次元アプローチ」であり、「バンナムのコンパニオン」であろうというのが私の見立てです。

・「アイドルマスターという世界観に対する、2.5次元アプローチ」について

 少し前、「ヴイアラはアイマスのアイドルが実在するかのように語ってくれるから、そのうちこちらもアイドルの存在を信じられるようになる」(意訳)というようなpostを見かけました。ヴイアラの目的はまさにそこにあるのではないかというのが私の見立てです。

 アイマスは、基本的に「声優」に「2次元アイドル」をオーバーラップさせることで2.5次元を成立させてきたコンテンツです。しかし、ヴイアラの3人が我々と同じ「3次元」に確かに存在しながら、2次元アイドルの実在を語ることで、声優を介さずに2次元アイドルを3次元の存在に引き上げられるわけです。

 少しわかりづらいと思いますので、もう少し例をあげて説明します。

 折よく、TGSのステージでシャニマスアイドルとヴイアラがクロスするわけですが、ヴイアラというのは基本的に、「実在する」アイドルです。つまり、筋書き通りに動くプログラムではなく、自分自身で考え、行動し、時に笑い、落ち込み、目標に向けて努力する一人の人間だと我々は感じているはずです。ヴイアラの3人と視聴者は、同じ世界に住んでいると我々は考えているはずです。

 では、その「視聴者と同じ世界に住んでいる」はずの3人が、架空のアイドルを実在するように語り、あまつさえTGSのステージで会話を交わしたら? 架空のアイドルに対する「実在性」が、飛躍的に高まるのではないでしょうか。

 これはアイドルマスターというコンテンツが、二次元アイドルの解像度を引き上げるために行っている新たなアプローチだと感じています。ヴイアラはそのキーとも言える存在で、だからこそプロジェクトアイマスではあるが、アイドルマスターの名前は冠していないのでしょう。アイドルマスターの名前をつければ、その瞬間から3人はアイマス世界の存在となり、視聴者と世界観を共有することができないからです。

 

・「バンナムのコンパニオン」について

 最近の活動を見ればだいたいわかると思いますが、「アイマス」ではないヴイアラの3人は、アイマスという括りに囚われることなく様々なコンテンツに顔を出すことができます。電音部もそうですし、太鼓の達人をやったり、アーマードコアをプレイしたり。特にアーマードコアは明らかに企業案件という感じでしたから、「自社の関わるものをアピールするために使われる新人アイドル」という立ち位置が一気に鮮明になったように思います。

 そう考えると、今までの帯番組のお題も、「とにかくバズれ」(知名度向上目的)、「ディグってアピれ」(今後の案件対象を深掘り、プレゼンする力強化)、「歌ってカマせ」(アイドル活動スタート)、「魅せ場で決めろ」(ゲーム配信解禁、配信者としての活動スタート)と段階を追っていることがわかります。9月の総合力というテーマがどういう目的を持つのかはまだわかりませんが、楽しみですね。

 

・じゃあ「人気がなかったら即終了ってなんなの?

 これは単純に、インパクトを狙ったのと、実際に動かしてみないことには視聴者への受け入れられ方が見えない・3人のメンタル的にもどうなるか分からなかったのでその保険という意味合いが強いのかなと思っています。というか、今更即終了要素を擦られて、必死な悲壮感を出されても非常に困るので、もうこの部分は特になかったことでお願いしたいです。

 

・3人への評価について

・愛夏

 愛夏の非常に評価できる点は、「プロを目指す」という意識を強く持ち、それを明言しているという点です。非常に芯の強さを感じさせ、もしかするとプロ意識、向上心という点では3人の中で一番かもしれません。

 一方で、意識に反して「そのために、やれることをやる」というポイントは甘さがあるかなと感じます。この間のASMR配信で言えば、「言って欲しい言葉」に対して素のままの愛夏として発言していた場面が多かったですが、ASMR配信である以上はもう少し「演じる」というプランもたてられたはずです。

 アイドルにしろ、配信者にしろ、多かれ少なかれ「視聴者が喜ぶアクション」を演じなければならない部分があるかと思いますが、その点に対して恥ずかしさが勝って誤魔化してしまっている部分があるかもしれないなと感じます。

 

・宇宙

 本人も言っている通り、7月配信でレトラと同じ歌で勝負したことが、本人に「割り切り」のようなものを与えたのか、自分自身の活動についての取り組み方、自信の持ち方が他の二人より抜きん出ている印象です。以前にも言及したように思いますが、総合力では圧倒的に宇宙がリードしています。

 敢えて言うとすれば、この時期に開眼することで、小さくまとまってしまうのではないかという懸念があるという点です。宇宙は配信者として優れていると思いますが、宇宙がやりたいことは配信なのか? それともアイドルなのか? を、一度自問自答して欲しいなと思っています。その結果がどうであれ、それが宇宙の出した結論であるなら、私としては何も言うことはありません。そもそも、最近は配信活動がアイドル活動への近道という場合も少なくありませんし。

 

・レトラ

 前回は、「逃げ癖を捨てろ」(大意)というような評価をしたレトラですが、その後の配信を見て考えを改めました。レトラも自分自身で思うところがあったのか、視聴者に対して真摯に向き合い、語ってくれる機会が何回かありましたが、そうした苦手ながらも視聴者に向き合う気持ちを持っているのならば、私は可能な限り応援します。

 そもそも、最初の方でも触れましたが、私からすると、極論すれば「配信」というのはどうでもいいものなのです。レトラは、自分のリアクションの薄さが配信に向いていないのを自覚しているというようなことを言っていましたが、そもそも配信者になりたいわけではないのなら、配信が面白い必要はないのです。

 私が見たいのは、「アイドル活動」であって、「配信活動」ではありません。アイドル活動に付随する配信(つまり、今で言えばデビューという目的があって、それを目指すために行っている配信)には興味がありますが、配信のための配信には正直言ってあまり興味が湧きません。

 レトラには「歌」という明確な強みがあるわけですから、その強みで勝負していくべきでしょう。前回は「求められているのは、レトラが歌いたい歌ではなく商品としての歌」(大意)というようなことを言いましたが、ぶっちゃけレトラが歌いたい歌を歌いたいように歌って商品にするのでも全然構わないのです。勿論、その場合はヴイアラという活動とは袂を分かつことになるかもしれませんが……。

 要するに、「自分」という芯を持つなら、どのように活動してもファンはついていくと思います。

 

 総じて、三人とも少しずつ、それでいて確実に前に進んでいると思います。

 大きめな仕事も増えてきた今、これからのヴイアラの活躍に更に期待しています。

 以上。