「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたアラフォーブログ

ヴイアラ11月備忘録

 早いもので11月ももう終わりですね。

 というわけで、毎月の月次評価です。

 これを書くのも、あと何回くらいなのでしょうか? ひとつの「ゴール」が見え始めたことに、少しの寂しさを覚えてしまいますね。

 さて、今月は書くことが多いので、前置きは早々に終わりにして、本題に入りたいと思います。

 

マンスリークイーンの決定プロセスについて:

 ここ数ヶ月、ちょくちょくヴイアラファンの間で話題になるのが、マンスリークイーン(MQ)の決定プロセスについてです。このプロセスに欠陥があることについては、散々指摘されているのでここでは割愛します。この話題に関して眺めていると、ヴイアラファン(プロデューサー)は少々ナイーブな人が多いのかな? という印象です。

 結局のところ、MQ自体は副産物でしかなく、本当に重要なのは、月次テーマに対するアプローチの中で得た「経験」や「気付き」を、いかに自分の中に積み上げていけるかという部分です。この部分に関しては、それぞれの候補生たちは、「経験」を上手に自分のものにできているのではないかな? と感じています。

 正直なところ、MQは旨味も大したことがなく(知名度向上に繋がらないコラボ配信が多い)、この決定プロセスをそこまで真剣に試行錯誤する必要を感じません。

 しかし、だからといってMQ決定プロセスの欠陥を放置していいわけでもありません。これによって「帯番組のオチが弱すぎる(というか成立していない)」という問題が発生しているからです。発表をAさん、特別賞をBさんが取ったけど、ポータル投票で勝ってたのでCさんがMQ! というのは、はっきりいうと番組の構成として面白いところが1つもありません。

 せっかくの帯番組を盛り上げるために、何らかの対策は行うべきかとは思います(例えば、ポータル投票最多で1pt、審査アンケで1pt、特別賞で1pt獲得することにして、pt同数の場合は、AKBにならってじゃんけんで勝者を決めるとか)。

 

クォータリークイーン(QQ)について:

 個人的に、MQなどよりよほど重要視しなければならないと感じているのが、クォータリークイーン(QQ)です。何故なら、MQの報酬と違って、過去2回のQQの報酬はカバーアルバム発売、つまり「ソロの成果物」だからです。個人的に、「ソロの成果物が発売される」ということは、候補生たちが世間に対してひとつの爪痕を残したということだと解釈しています。第3QのQQ投票は12月末で、仮に報酬が今までと同じくカバーアルバムだったとして、最終審査の2月までに発売されるかどうかはかなり際どいと思いますが、やはり、ソロ成果物の発売は候補生たちの拠り所、自信になるのではないかと感じているので、プロデューサー視点で動くのであれば、MQがどうこうよりも、QQを見据えて戦略を組み立てるべきかと考えています。

 今から宣言しておきますが、第3Qの投票は、よほどのことがない限り愛夏に4票を入れる予定です。単純に愛夏のワンナベが欲しいこと、愛夏自身が10月の配信力、11月のトーク力を考えたとき、4票投票されるに足る十分なポテンシャルを持っていると感じることがその理由です。

 

各候補生評:

 今月はヴイアラジオβとダンス配信+αという大きな山場がありましたので、その部分に注目して書いていきたいと思います。

 

愛夏:

 ヴイアラジオに関して、内容の面白さでいえば、他の2人に一歩遅れを取るかな、というのが正直な感想です。しかし、「第2回放送を聞きたいのは誰?」と聞かれたとき、もっとも「次回」を聞きたいと感じたのは愛夏です。

 これは、愛夏の構成が、本人も言っていた通り「ながらでも聞けるような、落ち着いた構成」になっていたことと、コーナーが愛夏の強みをフルに活かしたものであったこと、コーナーに継続性があったことが理由です。おそらく、本人の狙い通りの内容になっていたのではないでしょうか?

 マンスリー投票で他ふたりに溝を開けられてしまっていたことについては、ヴイアラジオは、本当の意味でもラジオではなく、配信とラジオをミックスしたような企画でした。そのため、評価軸として「ラジオっぽさ」より、内容のインパクトが優先されたのかなという印象です。

 

 ダンス配信は、本人が幼い頃からモダンバレエを習っていたという通り、指先まで「表現したいこと」が詰まっていたと感じました。3Dで「指先まで美しい」と感じることがあるとは思っていなかったので、かなりの驚きです。後日、本人も「バレエの先生に指先の表現を褒められたことがある」と言っていたのも納得です。声だけでなく、動きでも「表現力」を感じさせ、とにかくあらゆる「表現すること」に才能を感じました。

 

 総じて、着実にアイドルとして前進しており、見ている側として好感触です。個人的に、歌唱力にまだ課題がある(発声が安定していないように感じる)と考えていますが、ボイトレに通い始めたということで、今後改善されていくことに期待しています。

 

宇宙:

 ヴイアラジオに関して、ヴイアラタグで一部厳しい評価がありましたが、個人的に宇宙のラジオ放送が他に劣っていたとは思いません。普段はあまり聞けない個人的な日常トークに加えて、表現を大げさにしたり、声のトーンを派手に使うことで全体に抑揚をつけ、聞いていて飽きない内容だったと思います。「学校に行くモチベーションがない」の話は、めちゃくちゃ陰キャみたいな話で笑ってしまいました。

 ただ、コーナーがどう考えても無理がある内容だったことに加え、ヴイアラスタッフお得意の準備不足(ミス)が重なり、全体の印象が下がってしまったことは否めません。最近、スタッフのミスは少なくなってきたと思っていましたが、久しぶりに段取りの悪さが炸裂してしまったという印象です。

 帯番組のトークアンケのことを気にしていたようでしたが、個人的な面白さで言えばレトラ>宇宙>愛夏でした。宇宙のアンケ投票が極端に低かったのは、宇宙のトーク自体がどうこうというより、帯番組のトークはレトラと宇宙の内容が、テーマ(バイト)、話の筋道の立て方(起承転結を順に話していく)が被ってしまっており、このタイプの話が好みな人はレトラに投票し、一方、インパクトある話が好きな人は、ヴイアラジオとは逆にインパクトある(個人的には意味不明でかなり事故ったように感じましたが)話だった愛夏に投票したためではないか? と推察してします。

 

 ダンス配信については、身体を動かすことが好きなのか終始楽しそうで、それだけで好印象でした。以前から「ダンスを見せたい」と言っていた通り、本人のダンスのレベルが非常に高く、ヴイアラのダンス担当と胸を張って言えるのではないかと思います。

 

 個人的に、宇宙に関しては「すべてが最初からある程度、上手にできてしまう」「しかし、一定のラインを超えることができない」という、いわゆる器用貧乏的な傾向があるように感じています。本人にも、この点に思うところがあるようでしたが、「ダンス」というポイントで自信をつけることで、他の点についてもブレイクできるのではないかと期待しています。

 

レトラ:

 レトラについては、11月はレトラ誕生日配信がありましたので、この部分についても触れたいと思います。

 レトラ誕生日配信は色々ありまして、個人的に、レトラをこれからも応援するかどうかを賭けて視聴に臨みました。それまでのレトラからは、はっきり言うと「本気」を感じませんでした。「自分」という個性を出さず、その割に「自分が望む評価を手に入れたい」というわがままさを感じていました。内心で思っているだけであれば、徐々に時間をかけて解決していく問題だろうと考えていたのですが、10月のある日、レトラがそれを表に出してしまったため、発言の責任を取らない相手は応援できないという、私の個人的信条に触れてしまったのです。

 もっとも、その発言以降、レトラの中でもある程度の割り切りや開き直り、あるいは何らかの心構えができたのか、それまでとは違った方向性のキャラクター構築を行いはじめ、それは成功しているように見えました。誕生日配信に先駆けて行われたボカロ歌枠でも、いくつかの曲はかなり仕上げてきており、また、選曲もひとつの方向性にとらわれることなく多様で、この時点で問題視していた部分についてはほぼ解決したと考えていました。

 誕生日配信でも同様の感触で、かつ、個人的に切望していた「レトラ自身の気持ちを乗せたような歌詞の歌」もあり、非常に満足度は高かったです。

 

 ヴイアラジオ、ダンス配信に関しては、月並みな感想になりますが面白かったです。前述の「新しい「レトラ」というキャラクター像」が非常に良く、本人的にも無理なく出来ているのではないか? と感じています。配信業で素を出す必要はありませんが、演じるにしても無理なく行えるキャラクターの方が、聞いている方にも安心感があります。

 

 誕生日配信後でも、「大人を信じることができない」と語っていましたが、個人的には「言っていることが全て嘘だと感じる」ことと、「本当だと思いたいが信じきれない」の間には、かなり大きな差があると思っています。口ぶりからは後者のように感じましたが、それであれば私はその点については問題視しません。

 

以上。