早いもので、ヴイアラPDCAという取り組みがはじまってから、今回で6回目になりました。レトラさんは、自分がこの取り組みを行うことで、どういう部分が成長したと感じているでしょうか?
12月はちょうど2024年の終わりでもあり、取り組みが始まってから半年が経過したということもあり、今回は普段はあまり触れない、「配信のこの部分が気になる」「こう成長して欲しい」という部分についても書いていきたいと思います。
さて、12月の目標は、「12月配信の全アーカイブ再生数3000以上」「ヴァロラントでゴールド2を目指す」「風邪をひかないように気をつける」でした。
まず、「風邪をひかないように気をつける」の部分については、エキスポ後も体調を崩すことなく配信できていましたから、問題ありませんでした。
次に「ゴールド2を目指す」の部分は、残念ながら未達になってしまいました。
しかし、高ランクの友人からコーチングを受けるなど努力が見える点、12月はスケジュールの関係でプレイ時間が確保できない点、それでも、少なくとも「ゴールド1から降格して再度戻れない」などがなかった点から考えれば、悪くはなかったように思います。
さて、最後の「再生数3000回」に関してですが、結果を見れば12/22のヴァロラント配信が滑り込みで年内に達成したかしないかくらいで、他の配信に関してはクリアしていました。
しかし、この結果に意味があったかというと、大きく疑問が残ります。
ヴイアラPDCAという取り組みは、一見、あまり意味がないようでいて、その実態は「目標に向けてどういう計画を立て、その計画を実行できたかどうか?」「計画を達成するだけの十分な努力を行っていたかどうか?」を見るものだと思っています。
個人的な印象ですが、今回、レトラさんは「再生数3000以上」の目標達成に向けて、「話題のゲームをプレイする」「安定して需要がある参加型の枠を作る」という計画を立て、実行していたように思います。
それはある程度、効果がありましたし、盛り上がったり、面白かったりもしました。
しかし、結局のところ、「3000回」という目標を達成できたのは、一部のファンが日課として動画を再生していたからです。本来、こうした目標は、リスナーが増えた結果として達成されるべきものであり、ファンが「3000回」という数字ありきで努力して達成するものではありませんし、達成したことがレトラさんの今後の活動に何か活用されるのかと言われると、正直それをイメージすることは難しいでしょう。
他にも、いくつかの問題点も浮き彫りになったように思います。この点については、2024年のまとめとしてお話します。
以上のことから、12月の評価は「3」とします。
さて、2024年のまとめに移りたいと思います。
2024年のレトラさんは、歌唱面では、常にリスナーの想像を超える成長をとげてきたように思います。ヴイアライヴという企画は、非常に「歌」を披露する機会が少ない。そのため、あくまで個人的な要望になりますが、「歌枠」というものに関しては常に全力の、ベストに近いパフォーマンスを発揮してほしいと考えています。
2024年のレトラさんは、体調不良などで大きな不安を抱える部分は多かったものの、いざ歌うとなれば、そうした不安を吹き飛ばすような歌唱を披露してくれました。この点については、誰にも異論はないと思います。
一方で、アイドルとして、配信者としてどうだったかと言われると、不足な点を大きく感じる1年でした。
まずダンスができないこと、そもそも1年の1/3くらいを病気療養に費やしていること、配信の仕方に雑な部分があること、配信後の宣伝について消極的なこと……挙げていけば、不足な点はいくつもあります。
しかし、こうした細かな問題はただ一点、「自分が今、何者であるかに向き合えていない」という大きな問題から発生しているように感じています。
レトラさんが元々、シンガーを目指していたことは、レトラさんのファンであれば誰でも知っています。しかし、レトラさんの現状は「ライバーアイドル」、つまりアイドルであり、配信者です。シンガーではありません。
もしかしたら、レトラさんの理想とするシンガー像では、ちまちまと自分の配信を宣伝するような行為は格好悪いのかもしれません。しかし、配信者である以上、細やかな宣伝で一人でも多くのリスナーを拾っていくというのは、当たり前のことです。
「アイドルの枠に留まらない表現者になりたい」と考えるのは構いません。しかしそれは、アイドルという「基礎」ができた上で目指すべき目標であって、決して「強い歌唱ができれば「アイドル」の部分に向き合わなくて良い」というわけではありません。
レトラさんには、まばゆく輝く才能があります。レトラさんのファンの多くは、その才能に惚れ込んでいます。だからこそレトラさんの配信を見に行くし、再生数3000回を超えたいと言われれば、アーカイブの宣伝をしたり、切り抜きを作ったり、レトラさんの魅力を紹介したり、日課としてアーカイブを再生したりするわけです。
レトラさんは、そうしたファンの努力に対して、アイドルとして、配信者として、きちんと還元できるような努力をされているでしょうか? レトラさんを見ていると、「レトラさんの考える最強にかっこいいシンガー像」を目指すあまり、努力する分野をえり好みしているように感じるときがあります。
これは(アイドル的な部分はともかく)、配信者として世間に媚びろという意味ではありません。単純に、「配信の事前準備をしっかりやる」程度の取り組みで構いませんし、あるいは、去年末にインタビューで「もっと歌ってみたをやっていきたい」というような話をされていたと思いますが、自分が「この方向性でやりたい」という方向性に全力で取り組むのなら、それで構いません。
ですが、現状のレトラさんは「アイドル」であり「配信者」なわけですから、その部分について向き合うことは必須だろう、と、1ファンとして感じているという話です。
2025年は、「現在の自分」がどの位置に立っているかをしっかりとらえ、正面から向き合ってくれるよう願っています。
以上。